【2020年5月2日】アフロビートのトニー・アレン死去

 

 

 

日本ではよっぽどのブラック・ミュージックのファンしか、その名が知られていないと思われる、アフロビートのドラマー、トニー・アレンさんが死去しました。

この記事を読んで知ったのですが、ブライアン・イーノ、デーモン・アルバーン、フリー…多くの好きなロック・アーティストたちも彼をリスペクトしていました。

 

 

アフロビートを知らない人は、その語感とアフリカ人が演っている事から、野蛮な「土人の音楽」的なものを連想するかもしれませんが、そうではありません。すごく洗練された、ある意味、今の人類の最先端の一つともいうべき音楽です。

ただ残念なのは、高度な音楽スキルがないと演奏出来ないという点です。

 

 

 

この記事からネットサーフィンしていたら、’14年のトニーのソロ「ゴー・バック」に、feat. デーモン・アルバーンとクレジットがあり、YouTubeに上がっていました。

 

 

以前知人に、チラッとですが、デーモン・アルバーンの「ゴリラズ」の音を聴かせてもらった事があります。その洗練された音を聴いて、デーモンってブラック・ミュージック好きなんだなと思ったのですが、まさかトニー・アレンさんとコラボしているとは思ってもみませんでした。

 

 

早速聴いたのですが、二人の音楽の血液が混じって新しい血が生まれたような、そんな印象を受けました。アフロビートの種子は、ゆっくりとではありますが確実に、世界各地に広がっていっています。

 

 

 

天国で盟友のフェラ・クティさんとジャムって下さい。ご冥福をお祈りいたします。