【2020年9月2日】ここが似てるぞ!ユーミンとあいみょん 〜 「ダイヤモンドダストが消えぬまに」と「マリーゴールド」

 

 

 

ユーミン×あいみょんの対談が、本日のyahoo!ニュースのトップに上がっています。

ほんとに面白い対談です。おふたりのファンでなくとも一読の価値は十分にあります。

 

 

なんかこういう記事の後だと後出しジャンケンっぽいんですが (笑)、、、私はあいみょんがメジャーな存在になってきた頃、歌を聴いてルックスをみて、「あ、この子は平成のユーミンだ」と思ったものです。音楽好きの知人にもそんな話をしていました。

タイトルの「似てるぞ」という言い方、ちょっと失礼だと思いつつ、語ってみたいかなと。

 

 

 

どこがそう感じたのか。

 

 

① まず名前。(ユーミンはニックネームであいみょんは芸名だけど)

② 次にルックス。(顔のつくりではありませんーー正統派美人ではないけど表情が、ファッションが、個性的・魅力的)

③ そして声。(声質ではありませんーー日常で喋る普通の声で普通に歌うところ)

④ 一番肝心なところですが、歌、というか歌詞。(もちろん、メロディそのものではありません)

 

 

④ について。

 

 

お二人とも、情景描写がそのまま心情描写を表すという歌詞が、とても上手い。いや、上手いという言い方は失礼ですね。その情景描写こそに、歌の命が宿っています。

 

 

 

私が聴いた中での一番好きなユーミンのアルバムは「ダイアモンドダストが消えぬまに」(‘87年) です。特にタイトル曲が大好きで、よく聴きました。

 

 

このアルバムは、「メジャーなカルト・アーティスト」から、「誰もが聴くポピュラー・アーティスト」の、ちょうど橋渡し的なアルバムです。音も言葉も。そしてこのアルバムをステップにして、その後数年?10年程?「誰もが聴く超メジャーな」ユーミン時代が続く訳です。その絶妙なバランス感がとてもいいです。

アルバム前半が「メジャー・ユーミン」、後半が「カルト・ユーミン」の趣きがあります。私はどっちも好きです。

 

 

タイトル曲「ダイアモンドダストが消えぬまに」。こんな歌です。

「♫はじめまして、青いラグーン」で始まる1番の歌詞から、「♫はじめまして、ひとりの冬」で始まる2番の歌詞へ。そしてサビで、海の底の泡とひとりで呑むシャンパンの泡が、絶妙に繋がります。

そして、最高にキラキラ輝く宝石のイメージで歌われる言葉ーー ♫ダイヤモンドダスト〜

 

 

シングル曲ではなく、実際、ファンの人気はどうなのかと気になりますが、私の中では、この曲でユーミンはひとつ吹っ切れた感がします。マイ・ユーミンズ・ベストの一曲です。

そう。楽曲の本人キャリア上の立ち位置的には、あいみょんの「マリーゴールド」のような。(こじつけっぽいかな)

 

 

 

今、この記事を書くのに「ダイヤモンドダスト〜」を聴き返しているのですが、昔聴いて浮かんだイメージが、そのまま蘇りました。音は、シンセドラムが鳴りユーロビート調と、ちょっと時代を感じるのですが、メロディと言葉は普遍です。今でもキラキラ輝いています。

 

 

気になった方は、多分YouTubeに上がっていると思うので、聴いてみて下さい。百聞は一見 (一聴) にしかずです。

 

 

 

 

 

奇跡的にCD見つかりました。