早速新しく生まれた曲に取り掛かっています。以前苦労して作った「flower」という曲の雰囲気が少し感じられるので、仮タイトルに「flower 2」と名付けました。最近は偶然付けた仮タイトルから歌詞を膨らませる事がよくありますが、この曲は多分、本タイトルも歌詞も全く別モノになるような気がします。

以前の「flower」と比べて大きく異なるのは、この曲はしっかりと調性がある点です。「flower」は基本的に無調性の曲でした。

ヴァースのキーBに始まって、サビでAに転調 (部分的にDに転調しますが)。またBに戻って、サビ→サビの変奏のCメロを経て、またヴァースに。そのままコーダ&フェイドアウト、というオーソドックスな構成です。リズムも、今のところは普通のファンクです。

ともあれ、久しぶりに明るく力強い曲が生まれて嬉しいです。のんびりと制作を進めていこうかなと。

先日「数日練習して、本番に臨みたいです」と書いたのですが、今日、先日入れた仮歌を聴いていたら、これでいいような気がしてきて、そのままミックスダウンを行い完成に至りました。うまくいく時はこういうものです。

この曲は持病の発作を歌っていますが、どんな風にもとれるのではないかと。辛い体験というのは、ちゃんと共有出来て普遍性が帯びるものだという気がします。だから古今東西、不幸が表現の柱となるのでしょう。

今までに作った事のなかったような曲調なので、怪我の功名というか、災い転じて福となすというか、そんな感じです。諺になっているくらいなので、こういう事は誰もが経験していて事なのではないかと思います。出来はともかく、新しい世界というか作風が開けて満足しています。

知性を持っていると言われる、イルカの画像。不思議な動物です。この曲では鳴き声をサンプリングして使っています。まるでエレクトロニカの音響のようです。