昔からロックの歌詞に「マネー」が頻出します。そのまんまのタイトルの曲も数曲ありますし、この単語が入ったタイトルだと、かなりの数になります。
全て否定の表現です。時々肯定表現がありますが、それは全て反語のように聴こえます。
金が欲しくて働いて 眠るだけ
ーーRCサクセション「いい事ばかりはありゃしない」より
金、そりゃ罪なもの、平等に分けたい
オイ、こりゃぼくのパイだよ
金、そりゃ人の云うとおり
厄介のはじまりさ
ーーピンク・フロイド「マネー」より
お金を稼ぐことは、私がこのブログで言うまでもなく、ほんとに大変なことです。
自分の頭脳・体力、及び神経・時間、を削り、それで、ようやく食べていけるという感じです。そうでない方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも私はそうです。
その仕事に「生活のため」プラス、「好き」はもちろん、「やり甲斐」や「自分はこれしか出来ない」という気持ちがないと、なかなか長くは続かないし、充実感も感じられないものです。(あくまで私の場合です。普通に日々ストレスもそこそこで、大変ながらもあまり考えずに働いていらっしゃる方も、もちろん多いと思います。)
賃労働に日々の神経が集中し過ぎると、経験上ですが、視野・思考がどんどん狭くなっていきます。これも、決してよいこととは言えません。自殺をするブラック企業の社員など、その典型的な例です。
「会社を辞める」という選択肢すら、視野が狭くなって分からなくなるんでしょう。
それで時々思うのですが、全人類が、それぞれ、お金を稼ぐためにフル稼働して使っている、その頭脳・体力、及び神経・時間を、そして現存する科学設備やAIなどを、「どうしたらお金 (貨幣制度=差別社会) のない社会が実現出来るか」のミッションに、全てつぎ込んで、そのミッションのために使ってみたらどうでしょうか?
誤解のないように書いておきますが、決して共産主義ではなくて、です。
全人類がこのミッションに一斉に取り組めば、すぐに解決しそうな問題だと思うのですが、無理でしょうか?(笑)
重い画像ですが、仕事漬けになってしまうと、こういう事も見過ごしてしまいます。