アコギのアルペジオとカッティングのフレーズの練習を始めました。(当然音をミュートして)
私はアパート暮らしなので、アコギの練習は平日の昼間に限定されます。なので、平日のオフ日など、ここぞとばかりに弾いています。
しかし、多分ですが、防音の家に住んでいて好きなだけ音を出し放題でも、練習量は今とあまり変わらないんじゃないかなとも思います。

ギターだけでなく何でもそうですが、限定されているからこそ面白く出来たり、楽しめたり、力が発揮出来たりする事の方が多いような気もします。
例えば、呑むお酒の量や食べる量であったり、労働の時間であったり。私事で言えば、最近だと、YouTubeや将棋中継などの、ネットに接する時間であったり。

自由、無制限、というのは、一見うれしくありがたいようですが、ちゃんと自分で自分を律することが出来ないと、とんでもない事になってしまいます。下手すると、健康や精神を損ねてしまいます。これは経験上言えることです。

食べ放題・呑み放題でここぞとばかりに呑み食いした後、食べ過ぎ・呑み過ぎで食後に気持ちが悪くなるよりも、いつも決まったもの・量を楽しんで嗜む方が、食後の充実感は大きいと思いませんか？私はそう思います。歳をとった証拠かもしれませんが。
更に言うなれば、命だってそうですよね。いつか果てると自覚した人だけが、一生懸命に生きようとするのだと思います。

では明日は、久しぶりに親戚の集まり (プチ旅行) があるので、早めに寝ます。

アメリカのシンガー・ソングライター、ジャック・ジョンソンのアコギのカッティング。この人のは、すごく聴きやすくて上手いカッティングです。弾いている曲は「ベター・トゥギャザー」(’05年)。

今まで83〜85BPMで演っていて、どうもしっくりこなかったのですが、今朝起きて閃いて、うんと遅くしてみたところ、ようやく決定しそうです。何とか79〜80で落ち着きそうです。
わりと遅めの「夕やけ」がBPM102、「聖なるもの 邪悪なるもの」がBPM83ですので、これはかなり遅い曲の部類に入ります。

BPMが上がれば上がるほど、人の意識を縛っていきます。脳への刺激が強くなっていく訳です。そして、一度覚えた刺激は、それ以下だとさほど感じなくなります。
私の若い頃のパンク・ミュージックなど、いつ頃からか「ハードコア」と称して、スピードを競う・刺激を競う音楽になっていきました。メタルもそうです。あと、メタルは速弾きとか。

最近のポップ・ミュージックのBPMが速くなっているのは、現代人の脳のストレス度が10年前・20年前に比べて大きく上がっているからかもしれません。ネットの普及も関係しているのかも。(ネットは情報量がとんでもなく多く、脳にかかる負荷が膨大です。以前触れましたが、クスリ依存同様、スマホ依存が社会問題になっているのもよく分かる話です)

そして、J-POPと呼ばれる日本人のポップ・ミュージックのBPMが、アメリカやイギリスなどポップ・ミュージック先進国に追いついてきているのも、もしかしたら追い抜いているかもしれないのも、そんなところが関係しているのかもしれません。

今作っているこの曲は、良くも悪くもそんな時流とは全く無関係に流れるタイム感の曲になりそうです。

若い頃の友人が、当時「こいつが一番速い！」と崇めていた、イングヴェイ・マルムスティーン。