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【2021年2月21日】新曲「ループ♯1」にメロディとコードが付きました

早速「ループ♯1」に、まだ断片的ながら、メロディとコードが付きました。前作の反動?なのか、メジャー・セブンスを多用した、まるで重苦しい曇り空のような、かなり気怠げなものになりました。

出来れば、この気怠げな雰囲気の中に、一筋の光が差し込むような鮮やかなメロディ・パートを入れたいのですが。

 

 

 

それで、その作りかけのトラックをくりかえし聴いていて連想したのが、ジャズのスタンダード・ナンバー、ガーシュイン「サマータイム」です。

この曲は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュインが、1935年のオペラ『ポーギーとベス』のために作曲したアリア (独唱曲) です。(ウィキペディアより)

 

 

ジャズやクラシックに疎い私が、何故この曲を知ってるかといえば、イギリスのファン・ボーイ・スリーや日本のミュート・ビートといった、ロック畑のミュージシャンの素晴らしいカバー・ヴァージョンを聴いているからです。両ヴァージョンとも、それこそ耳タコレベルで聴き込んでいます。

 

 

なにぶん、こういう大昔のジャズっぽいメロディの作曲は初めてなので、コード進行や構成は全くの手探り状態で進めています。それが結構楽しくて、思わず寝食忘れてうちこんでしまいます。歳も歳なので、気をつけねば。。

 

 

 

 

 

コード譜です。

 

 

 

 

 

ファン・ボーイ・スリー「サマータイム」のMVより。YouTubeで視聴出来ます。

 

 

【2021年2月20日】新曲「ループ♯1」出来ました 〜 今度の曲もサンプリング音源を使います

出来たといっても、1小節のドラムのループと簡単なコード進行のみ。でも今回はこのサンプリングで作ったドラム・ループが結構気に入ってて、昨晩偶然出来てから、寝るまでずっと流していました。

元ネタは、レッド・ツェッペリンのアルバム「プレゼンス」(‘76年) 収録曲「フォー・ユア・ライフ」。キックの音圧が凄いです。

 

 

ツェッペリンに限らず、この時代 (‘70年代中期) のドラム音はいい音で鳴ってるのがほんとに多いです。‘70年代も、後期になると例の’80年代に繋がるゲート・リバーブが幅を利かせはじめて、いい感じでサンプリング出来る音源が一気に少なくなってしまいます。

 

 

サンプリング音源を使う利点はいろいろあります。グルーヴをそのまま切り取って持ってくるのが好きな人もいれば (ヒップホップのトラック・メイカーに多い)、私のように、単純にCubaseにプリセットされているソフト・シンセの音源よりも音質が良いから使う、という人もいます。

いずれも今のテクノロジーで割と簡単に出来ます。重要なのは、曲想に合った元ネタ選びのセンスなのではないかと思います。

 

 

 

ところで今や、こうしたサンプリング・ミュージックも二回り目に入っている気がします。

私が少し前に作った「港を望む公園にて」では、ドラム・トラックに、ベック「ルーザー」(‘94年) を切り取って使っていますが、その「ルーザー」のドラム自体が他曲をサンプリングした音源で、私はそのサンプリング音源を更にサンプリングして使っている訳です。

 

 

ベックのサンプリングは実に上手くて、出どこが分からない位に細かくみじん切りにされて使われていたりします。でも「この曲には◯◯のギターが入っている」とかの情報を知ると、それが自分の知ってる曲だと、そのニュアンスがそこはかとなく感じることが出来ます。

つまり、料理で言えば、隠し味として上手く使っている訳です。私の「港を〜」のようなあからさまなのとは大違いです。この辺はやっぱりセンスなのではないかと。

 

 

 

この曲「ループ♯1」、どんなふうに発展するのかは自分でも分かりませんが、ドラム・トラックの時点で気に入ってるくらいなので、これから作っていくのがほんとに楽しみです。