この曲も前曲「夢」同様にイメージが既に固まっていたので、そのイメージに沿うように粛々と作業を重ねて、トラックは何とか完成しました。仮歌も入れてみました。残念ながら、明日明後日は土日で、アパートの住人が在宅していて歌入れが出来ないので、練習して次週の本番に臨みたいです。
前曲はツーコードのシンプルな曲想でしたが、この曲はセブンスを多用した、憂いのあるメロディです。アレンジは、先月作っていて頓挫した「Timeless Line」(仮) を踏襲して、一昔前のアンビエント・ハウスっぽい4つ打ちにチャレンジしました。とは言ってもBPMはかなり遅く、踊れる速さではありません。リラックスして聴いて頂けたらなあと思っています。
このアレンジは、ちょっと前のマイ・YMOブームの際に聴いていた、再生YMOの「テクノドン」(‘93年) を聴き返していて思いつきました。「テクノドン」程アンビエント色は濃くありませんが。
「テクノドン」、当時は正直言って聴いてガッカリしたアルバムですが、今聴きかえすとしっくりといい感じに聴こえます。当たり前の話、音は変わってないので、変わって聴こえるのは自分の耳・感性が変わったという事なのでしょう。因みにこの頃リアルタイムでよく聴いていた邦楽は、小沢健二、コーネリアス、スチャダラパー、ソウルセット、スピッツ…等、いわゆる渋谷系です。(スピッツは渋谷系ではないけど)