【2017年8月22日】今日もレコーディング その⑥ 〜 日本的なるものとは?

今演っている曲は、以前のブログで歌詞を載せたことのある「昔、むかし…」という曲です。数年前に作って、今一しっくり来なかったので、そのまま放っておいた曲です。アレンジをかえて、再度チャレンジしています。

 

タイトルからしてそんな感じですが、この曲はちょっと和テイストが入っています。この曲に限らず、自曲のかなりの曲の、ところどころに、日本的な雰囲気が感じられるフレーズが散見しています。平たくいえば、「素朴」で「ダサい」メロディが。
これは自分では意識して作ってはいないので、未知なる自分の再発見という感じで、とても興味深いことです。もう少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

そういえば、J-POPの中でも、時々ハッとする程に日本的な雰囲気が感じられるものに出会うことがあります。最近だと「恋」のイントロ。歌メロよりも、あのイントロは一発で頭に残ります。今はこういうのが新鮮に聞こえるんですねー。

 

私の小中学生時代だと逆で、歌謡曲やフォークなど、日本的なのがマジョリティ、洋楽っぽい曲の方がマイノリティで新鮮で、クラスの音楽好きで早熟な女の子など、原田真二とかゴダイゴとか、モロに洋楽っぽい曲に夢中になっていたように記憶しています。(私もそう。原田真二は天才だと思っていました。)

 

ちゃんと聴いてないのですが、最近だと、街のお店の有線やTVなどで時々耳にする、パフュームやきゃりーぱみゅぱみゅなど。日本的なメロディに、洋楽のアレンジ技を絡ませていて、インパクト抜群です。どちらも作曲は中田ヤスタカ氏でした。あと、昔のYMOもそう。
そして意外なところでは、元祖和製洋楽ポップスの第一人者、山下達郎氏。

 

パフューム・きゃりー、YMO、は、いかにも狙って作っているんだろう風に聴こえますが、山下達郎氏は、多分ナチュラルなんだろうなあと。(「COZY」以降聴いていませんが。。)
メロディではなくて、歌の節回しなどに、日本的な感性を感じます。演歌ではなくて、もっと古い、民謡のような。
今度ちゃんと聴き直してみようっと。

 

 

画像は、和製洋楽 (J-POP) のパイオニア的な曲を2曲。

 

 

名曲「タイム・トラベル」を歌う、原田真二氏。この曲は最近スピッツがカバーしています。気になってYouTubeを観たところ、アレンジも、そして声までも、あまりにもオリジナルそのまんまなので、ちょっと笑えました。
当時は、日本の曲でこんなにメロディのキレイな曲聴いたことないと、夢中になって聴いた覚えがあります。
調べたら、1978年。中2の時です。私がラジオ番組などで洋楽を聴きはじめたのが、小5・6ぐらい? (よく憶えていません) だったので、その洋楽に傾いている耳に、ピッタリとフィットしたんだと、今思います。

 

 

「モンキー・マジック」を歌う、ゴダイゴのタケカワユキヒデ氏。ゴダイゴも、洋楽と並行して聴いていました。
「ガンダーラ」が’78年10月、この「モンキー・マジック」は同年12月。ザ・トップテンなどで、2曲同時にチャートインしていました。TV見るのが楽しみでした。そういえば同じ頃、サザン・オールスターズもデビュー。J-POPも新時代に入った感があります。
尚、サザンは当時「いとしのエリー」リリースまで、完全にイロモノ扱いで、国語学者のセンセイとかニュー・ミュージックの評論家に「こんなのは歌ではない」と叩かれまくっていました (笑)。

 

 

こういう話だと、いくらでも書けるのですが、今日はこの辺で。