【2017年8月22日】今日もレコーディング その⑦ 〜 忌野清志郎氏の言葉

演ったトラックを何度か聴き直しているうちに、あちこちと手直しが必要になってきて、結局、ベーシックのトラックを演り直すことにしました。よくあることで、手間なのですが締切がある訳ではないので。
で、大体、演り直すと良くなるので (良くなるヴィジョンが見えたから演り直すハメになる) 、どう変わるか楽しみです。

 

毎日のレコーディングで思ったことをこうして書いていると、なんか忘備録のようになってきています。ブログなので、細かい進捗などは書いていませんが、そういうのも書いたらもっと読みごたえがあるものになるのではと、ちょっと思いました。今日は◯◯小節目のギターを入れたが、フレーズが今一でボツにしました、とか。

 

今回は、超ベーシックな楽器「バス・ドラム」の音が、そもそも合わないのではと思ったのが、演り直しの原因です。CDに落として車で聴いていて違和感を感じたからです。

 

 

 

この前、いつもジャズのCD (時々アナログ盤) がかかっている、車で5分のカレー屋さんにお昼を食べに行きました。そのお店の本棚には、音楽関連の本が棚一列程並んでいます。
ここ半年位でしょうか、そのカレー屋さんでは、本棚の中から必ず忌野清志郎氏の「瀕死の双六問屋」という文庫本を読みながら、カレーを食べています。たまにしか行かないのですが、行く時は、半分はこの本を読みたくなったが為に、行っている気もします。

 

基本エッセイなのですが、空想で書いているところもあったり、ディスク・レヴューやアーティスト評、マンガもあったりで、読みごたえ十分です。ハッとするところや考えさせられるところも多い本です。
その中の一言。「もしも君が自分の作り出す音楽が好きだったら、ずっとやっていけるだろう。」
そう、まさしくその通り。
自分の音楽の一番のリスナーの、自分のためにも、少しでも良い音を出せたらいいなあと思います。

 

 

「笑っていいとも」出演時、「満月の夜」を歌う忌野清志郎氏。