【2024年5月6日】実家でローリー・アンダーソンを聴く

G/Wで実家に帰ったのですが、最近のリスニング傾向であるシンプルで静かな音楽をレコード棚で探していたら、ちょうどピッタリなのが見つかりました。それが、アメリカのアーティスト、ローリー・アンダーソンです。

 

 

私は彼女のレコードを2枚持っています。「ビッグ・サイエンス」(‘82年)「ミスター・ハートブレイク」(‘84年)、です。出世作は「ビッグ・サイエンス」の1曲「オー!スーパーマン」で、アルバム「ビッグ・サイエンス」ではこの曲ばかり聴いていました。

「ha ha ha…」と続く肉声のサンプリングをリズムにボコーダーが絡み、途中からようやく楽器の音 (薄いシンセサイザー音) が被ってくるこの曲は、まさにアイデアで作られた音楽です。

 

 

 

話は変わりますが、以前、このまま年一枚のペースでアルバムを作り続けたら…、というような楽観的な希望を書いた事があります。単純に、作曲のスキルはやればやる程上がるので、割と容易に出来るのではと、書いた当時は思っていました。ネタも、何と言っても約50年音楽を聴き続けているので、あと数10年は切れる事はないかなと思っていました。

 

 

ところが今年になって、ドラムの音が大音量で聴けなくなってきました。今までの調子で聴いていると、眩暈や耳鳴りが生じるからです。「音楽を聴く犬」は、どうにかこうにか仕上げましたが、以降は好きで聴く音楽は勿論、作曲のやり方も大きく変わりつつあります。

著名な多くのアーティストが、60歳以降めっきりとリリースのペースが落ちるのは、ネタ切れではなく、単純に身体の問題が大きく関係してくるからなのではないかという気がします。

 

 

 

あと10年・15年と作曲を続けるには、今までの大半の曲のように、ドラムやベース、ギターやシンセサイザーを大きな音でガンガン鳴らして曲を作るのは、もう無理なところに来ているのかなというのが正直なところです。別のやり方も模索しなければいけないなと。

「オー!スーパーマン」を聴きながら、そんな事を考えました。

 

 

 

 

ターンテーブルに乗っているのは「ビッグ・サイエンス」。