【2023年1月20日】ニュー・オーダーのCDを発見 〜 「短所は長所」を地でいくバンドです

たまたまCDの山?を漁っていたら、PCに落としていないニュー・オーダーのライブCDが3枚出てきました。無くしたと思っていたので、偶然見つけた時は買った時以上に興奮しました。

 

 

 

 

左上からZに。

 

ジョン・ピール・セッションズ (‘00年) 〜 ‘81年と’82年のライブ音源

 

BBC・レディオ1ライブ・イン・コンサート (‘92) 〜 ‘87年のライブ音源

 

ライブ・アット・ベスティバル (‘13年) 〜 ‘12年のライブ音源

 

 

 

この3枚を年代順に聴くと、カルト・バンドからポップ・バンドへと開かれていく過程が如実に感じられます。

ニュー・オーダーの出自はパンクです。歌も楽器も下手なら、曲も基本的に2つ〜4つの少ないコードで作られています。しかし彼らは、それらの (普通に考えるならば) 欠点を全て長所へと昇華させていきます。

 

 

普通なら、楽器や歌を練習したり、コードを覚えたりで、それらを克服していくところですが、そうではありません。下手なまま・ぎこちないまま、音楽性を進化させていきます。ここが本当に凄いところです。これらライブ・アルバム3枚を通して聴いて、今更ながらユニークなバンドだなあと思いました。

「BBC・レディオ1ライブ・イン・コンサート」に於ける、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカバー「シスター・レイ」を聴けば、このバンドが単なる下手なバンドではない事がハッキリと感じられます。

 

 

 

SEKAI NO OWARI の6枚目のアルバム「セント・オブ・メモリー」収録のラップ・ナンバー「ライク・ア・セント」のリリックで、Fukaseさんはこう語ります。ニュー・オーダーを聴いていて、ふと頭をよぎりました。

 

 

あと何度でも表現を変えずに言ってやる

 

短所は長所だ

 

それが分からねぇやつはずっとそこにいろ