【2019年4月15日】「トモダチ100ニン デキルカナ…」〜 ちゃんと生活する目安としての「ダンバー数」

一昨日の記事「『ハッピー・バースデー』再び作り始めています」で、

「一人でも多く私のことを分かって下さる友人が出来たらいいなあと思って作っている訳です。曲のクォリティを上げたいのは、恥ずかしい手紙を書きたくないのと同じ気持ちです。」

このように書いています。

 

 

読み返してふと、ここ数ヶ月、返報性の原理とか人とのつながりが大事とか、そんな記事を多く書いているような気がしました。これはどういう事かと言えば、つまり友だち・知人が多くいた方が、しあわせ度がアップすると、本能的に感じるからなのでしょう。平たく言えば、この歳にしてようやく、人並みに人恋しくなっているのかなあと。

相変わらず他人ごとのようですが、ブログを書く効用の一つに、後から読み返して自分のほんとの心や思っている事・感じている事、がよく分かるところです。

 

 

 

昔、何かで読んだのですが、「ダンバー数」というのがあります。これは、人がちゃんと関係を持てる人数の上限で、150人がその数です。

 

 

うろ覚えなので調べてみたら合っていました。

ウィキペディアに人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限である。ここでいう関係とは、ある個人が、各人の事を知っていて、さらに、各人がお互いにどのような関係にあるのかをも知っている、というものを指す。」とありました。

更に平たく言えば、「もしあなたがバーで偶然出会って、その場で突然一緒に酒を飲むことになったとしても、気まずさを感じないような人達のことだ」との事です。(これもウィキペディアより)

 

 

このダンバー数は、親族や家族も普通にカウントされるので、自分が思うよりも意外と居そうな気もします。そう、居る人は居るんでしょう。

それでも、人付き合いの希薄な私には、150人は夢のような人数です。私がブログを書いたり曲を書いたりするのも、きっと遥か遠いご先祖さまからの記憶が、「しあわせに暮らすには、もっと他人との関係を築いた方がいいよ」と言っているに違いありません。

鵜呑みにするのもどうかと思いますが、自分の人間関係を考えるうえで、参考になる数字ではあります。

 

 

若い頃、当時スナックでアルバイトをしていた知人の女の子が、「自分で呑み屋開くには、時々普通に遊びに来てくれる友だち100人作ったら何とかなるよ」と言っていました。今になって納得します。(友だちの多い、キラキラとした利発な女の子でした)

呑み屋開業はともかく、友だちが100人いたら、どんな状況 (例えば大災害とか) に遭っても、絶望せずに助け合ってちゃんと生活していけそうです。

 

 

 

今の時代、インターネットの普及によりダンバー数は昔よりも大きくアップしていそうですが、実際は人と人との関係性は、私に限らずどんどん薄れていっているのではないかと感じます。そんなところが、現代人の「しあわせ度」の低さにつながっているのではないかなあと。

 

 

 

童謡「一年生になったら」。簡単な言葉で「人のつながり」を表しています。作詞:まどみちお、作曲:山本直純。