【2020年1月2日】「2019年のサマータイム・ブルース」録り直しています 〜 「しあわせ」を考える

当初はリミックスのみの予定だったのですが、ボーカルを録り直すことにして、それでも?だったので、結局トラック自体を録り直しました。

 

 

この曲のAメロのコード進行は、ロックンロールの古典的名曲「サマータイム・ブルース」をそのままなぞっています。いわゆるスリー・コードの進行です。

よく言われますが、このコード進行は、誰もが ーー楽器を弾くのが下手な人でもーー 共有出来る、一種の発明品です。’50’sのロックンロールはもちろん、リヴァプール・サウンド、パンク、グランジ…、好きな人誰もが即それらのシーンに、下手なギターを鳴らして即参加出来たのは、ひとえにこのコード進行の功績です。

 

 

この素朴なコード進行のメロディが生まれてすぐに、同じく素朴な歌詞が生まれました。日常のささやかな喜び・しあわせをうたった歌です。

才能やルックスや資産…その他いろんな「特別」がなくても、何もなくても、人はしあわせになれます。しあわせは、「なる」のではなく「感じる」ことだからです。

 

 

 

この曲は、紋切り型のスリー・コード進行のメロディです。人によっては退屈に聴こえる、使い古されたように聴こえるメロディです。でも人のしあわせって、そんな紋切り型なんじゃないかなと。

食べた料理が美味しかったり、曲が出来たり、その自曲を人に褒めてもらったり。朝から天気が良かったり、月がキレイだったり、好きな人と一緒に出掛けたり。そんな些細なことで、人は十分にしあわせなんじゃないかなと。それ以上を求め過ぎるから、逆に不幸になってくんじゃないかな。そう思います。

 

 

 

そんな事を思いながら歌ったうたです。