【2020年6月7日】スタイル・カウンシル「ザ・シンギュラー・アドヴェンチャーズ」車中で鳴らしています。

自曲「スタイル・カウンシル」制作の参考にする為に、ここ数日、ホンモノ (笑) のスタカンを、通勤の車中で鳴らしています。

鳴らしているのは「ザ・シンギュラー・アドヴェンチャーズ」(‘89年)。

 

 

 

特に入れ込む程聴いていなかったスタカンですが、こうして久しぶりに聴くと心に沁みますね。。

この「シンギュラー・アドヴェンチャーズ」は、シングル+12インチ・ヴァージョンの企画盤です。この記事を書く為に、何気にネットで調べたら、既に廃盤になっていました。

数曲の12インチ・ヴァージョンは、このアルバムでしか聴けないそうです。モロに’80年代の12インチの音像なので、恥ずかしくて再リリースを見送ったのかなあと邪推しました (笑)。

 

 

 

今聴いていて感じるのは、音やアレンジが完全にあの時代な為か、当時聴いていた時程垢抜けた印象は受けません。耳に残るのは、キレイな転調を多用する特徴あるメロディと、ジャム時代と変わらないような、ツバを吐き捨てながら歌うようなヴォーカルです。

 

 

特にメロディは凄くいいです。初期のシングルは、今風の言葉で言うところの「神曲」揃いです。

時代のあだ花的なバンドとして、真っ当に評価されていない気がしますが、ポール・ウェラーさんの資質が一番いい形で花開いていた、そんな時期の音楽です。

リマスター盤もリリースされていますが、私は当時の記憶をくすぐる、音質の悪いこのアルバムが好きなので、あらためて聴こうとは思いません。