【2021年3月27日】崎山蒼志の新曲を聴く 〜 J -POPのオノマトペ化、大歓迎!

 

 

 

崎山蒼志さんの記事が上がっていて、何気に読んで、記事中の曲をYouTubeで聴きました。ますますオノマトペ化しているその歌を聴きながら、そういえば最近気になるシンガー・ソングライターって、全部オノマトペっぽい歌だよな〜と、ふと思いました。(当ブログ記事に上げた方々で言えば、米津玄師さん、君島大空さん、小林私さん、などです)

 

 

オノマトペ(仏:onomatopee)とは、擬声語を意味するフランス語である。

擬声語とは、擬音語と擬態語の総称のことである。

擬態語ーー状態や心情など、音のしないものを音によって表す言葉。

 

ーー以上「ニコニコ大百科」より

 

 

「音のしないものを〜」のくだりが特に重要なので、太字にしました。まさに、これです。ひとことで言うと「造語」です。

日本語を、正確に、聴き取りやすく発声するのではなく、自分流に発声すると、自然に「普通」の日本語の発声から遠くなっていくんでしょう。

古くは、矢沢永吉さん、桑田佳祐さん、矢野顕子さん、佐野元春さん。こういう独自の発声でポピュラリティーを獲得した人は、余り使いたくない言葉ですが、一種の天才なのでしょう。(天才と言ってしまうと身もフタもないので、使いたくはないんですが)

 

 

もう少し最近、当ブログに上げているアーティストだと、中村一義さん、(初期の) 七尾旅人さん、それから知名度低いですが、私の大好きなグーテフォルク (西山豊乃さん)。

オノマトペ的ボーカル、もっと分かりやすく定義すると、「歌詞カードを読みながら聴かないと、何歌ってるか分からない」「そして、そのように歌っても恥ずかしく聴こえない」。そんなボーカル・スタイルです。ちなみにグーテフォルクはホントの造語で歌っています。

 

 

何故オノマトペ的ボーカルに惹かれるかと言えば、単純に、自分では絶対歌えないからです。「白日」(King Gnu) は練習すれば歌える気がしますが、「Framingo 」(米津玄師) は絶対無理です。(だからKing Gnuは凄くない、という意味ではありませんよ、念のため)

 

 

それでいろいろ聴いてて。崎山さんって、矢野顕子さん・中村一義さん・グーテフォルクさんタイプだな〜と。「内なる声」に従順に、発声しているのでしょう。

中村一義さんみたく、たくさん売れなくてもいい歌をずっと歌い続ける、そんなアーティストになりそうな気がします。(と書いてたら、意外と売れたりして)

 

 

 

 

「そのままどこか」のMVより。