「Free」が完成して、以前作った曲たちを何となく振り返ってみたくなり、過去曲のマスタリング (配信やCDなどの発表用に、音質や音量を調整する作業) を始めています。
次のアルバムには、録り直した「ギター」や「舞踏会」など、完成が「kisetsu.」に間に合わずに、収録出来なかった過去曲も予定していて、それらの曲たちと、最近作った曲を比べているところです。
比べると、ミックスダウンのポイントや音質やボーカルの音量レベル等に、明らかに差があるのが分かります。これは、どちらがいいとかではなく、作った時の感覚の違いが音に反映されているという感じです。実に面白いものです。
「舞踏会」など今聴くと、高域がシャリシャリと出過ぎている感がありますが、作った当時は、これがベストだと思って作っている訳です。(実際、これはこれでいいのかもしれませんが)
ただ、ほかの曲と並べて聴くことを考えると、ある程度は全体的に合わせる必要があります。特にアルバムだと、ボーカルの音量レベルを揃える事がかなり重要です。
各曲の特徴・魅力を出来るだけ損なわず、上手くマスタリングしたいなあと。この作業は客観的な視点が必要なので、あまり入れ込まずに、必要ならリミキシングも行いつつ、選曲も合わせてコツコツと行っていきたいです。
こちらはソニー・ミュージック・マスタリング・スタジオ。こんな素敵なスタジオでマスタリング作業を行いたいものです。