新曲「フレルココロ」は、既にボーカルを入れるだけになっています。
数日前に「最近はどの曲も割と速く出来るのですが…」と書きましたが、これは単純に私のスキルが上がっているのではなくて、使っている制作ソフト (Cubase) の出来がいいからだという気が、実はしています。
私のこのブログはiPadで書いていますが、極端に言うと、iPadだから書けているのであって、真っ白な原稿用紙とペンだけだと、こんな簡単に書けていません。
更に言えば、一度書いたら消せない万年筆やボールペンの方が、何度も消せるエンピツよりもハードルが高いです。原稿用紙を前にして、固まってしまいそうです。
ガラケーからスマホへの進化・普及も、一番のポイントは、豊富なアプリよりも、触るとすぐに分かってしまうその操作性ではないかと思います。
今、ロック・バンドが昔ほど流行らないのも、音楽そのものよりも、クラシックやジャズのように「簡単に出来ないから」ではないかと、ソフトを使い始めてから感じています。
以前、エレクトロニカ系のシンガー・ソングライター、ジェイムス・ブレイクさんについてのブログ記事に、「…Amazonのレビューで『昔のフォーク系の人がアコギの弾き語りでやっていたことを電子音でやっているように思えました。…』と書いている人がいて、なるほどなあと思いました。…」と書いています。
私の好きなシンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェルさんが、まさにそんな人で、’60年代にアコギの弾き語りでスタート、今世紀にはアコースティック楽器+テクノロジーで「シャイン」(‘02年) という傑作アルバムを作っています。
個人的な表現のメインは、今やロックではなく、部屋のPCソフトで作る音楽だという事です。
こうして見ると難しそうですが、使ってみると意外と簡単で分かりやすい、Cubaseのモニター画面。(でも多分、機能の1/100も使っていないんじゃないかと。。)
もっと普及して、誰もが音楽を奏でる時代が来るといいなあ。