今日から近隣のイオンモールのTSUTAYAで、CD100円セールが始まりました。(数週間前に偶然200円セールに出くわした際に、次のセールのチェックをしていた)
今日は初めからそれ目当てでイオンモールに出掛けました。行くまでのガソリン代や貴重な時間を差し引いてもお得な気がしたからです。
という訳で、前回の200円セールと同じく3枚購入してきました。CD売場、人が多いのにビックリしました。
そのうちの一枚が「風街であひませう」(‘15年)。
松本隆さんのトリビュートという事で、もちろん全曲松本隆さんの作詞曲です。いろんなアーティストが参加して、いろんなタイプの曲が入っていますが、殆どのアレンジを鈴木正人さんが手掛けているので、アルバムとしての統一感がしっかりとれています。
面白いのは、「白いパラソル」「探偵物語」「Tシャツに口紅」「SWEET MEMORIES」といった、私の世代なら誰もが皆んな知っている超ベタな昭和の歌謡曲も、鈴木正人さんのアレンジにより、見事にノスタルジックなシティポップと化しているところです。
我々が歌謡曲と認識するのは、実はあのアレンジと歌唱だったからであって、楽曲自体の基本構造は今も昔もさほど変わりがないんだなあと、これらの曲たちを聴いて感じました。
白眉は細野晴臣さんの歌う「驟雨の街」。イントロで一瞬、はっぴいえんどの名曲「夏なんです」のフレーズが弾かれ、ドキッとしました。調べたら、この曲ははっぴいえんど解散直後に残された未発表曲でした。青臭い歌詞とメロディが心に沁みます。
他にも、これも細野さんの曲で大好きな「風の谷のナウシカ」、スピッツ「水中メガネ」等、聴きどころが多く、たった100円で購入してスミマセンという感じです。この秋の愛聴盤になりそうです。