前回に続いて、音楽以外の話。
ワカモノの「モノ離れ」が著しい近年、「モノ」を提供する雑貨屋などは、売れる商品を探すのに四苦八苦しています。
それでも、デジタル化・フリー (無料) 化が進む、CD・DVDなどのコンテンツ産業に比べれば、全然大したことはないと思いますが。
そんな中で、密かに人気なのが「スマイル」グッズ。
それこそ私が子どもの頃からある、あのデザインなのですが、何故か一定周期で盛り上がります。そしてその何周目かのピークが今年だった訳です。
そういえば、SNSの顔文字やスタンプでも、1番人気は、圧倒的にスマイル (とそのアレンジ) だそうです。これは数年前になにかの雑誌で読みました。どうやって調べたのかはよく分かりませんが、確かに体感として納得です。
子どもの頃、ドラマで石立鉄男と大原麗子がメイン・キャストのドラマがありました。多分ドラマ好きな母親の趣味で毎週観ていたと思いますが、これが結構面白く、私も子ども心に毎週楽しみにしていました。
いつものように家族で観ていたある週、一緒に観ていた父が、「こんな喧嘩ばっかりしているドラマは面白くない」的な事を言い出し (多分酔っていた 笑)、結局チャンネルを変えられました。
確かに、ドラマで二人はしょっ中口喧嘩していましたが、子ども心にも、それはお互い好きだったからこその喧嘩だというのが見え見えだったんですが…。大人げないなあと、その時思いました (笑)。
多分父は、単純に人がいがみ合っている姿が嫌だったのだと思います。
気になって調べました。多分これです。
雑居時代 (ざっきょじだい) は、1973年10月~1974年3月に、日本テレビ系列で放送された全26話のホームドラマ。(ウィキペディアより)
ちょうどその頃スマイル・グッズが流行っていて、友だちの誕生会のプレゼントにスマイルのマグカップを用意したら、他の子と被った、なんて事もありました。
このドラマも、最終回は多分笑顔で終わったと思います。憶えていませんが。
今になってスマイル・グッズがなんて思いますが、「笑顔」はいつの時代でも最高のプレゼントなのでしょう。
某雑貨屋の売場から。