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【2018年2月23日】朗報!銀河鉄道999復活!

 

 

 

という訳で、銀河鉄道999の新作が読めます!

 

 

 

作者の松本零士さんは、私の少年時代、大好きだった漫画家の一人です。
松本零士さんのマンガの、その作品のほとんどが、宇宙や時間、アンドロイドやロボットなどを扱ったSF物と四畳半ものです。それ以外は戦記ものなど、ごく僅かです。

 

 

松本マンガの舞台は、そのほとんどが、広大無辺の宇宙とちっぽけな四畳半の下宿部屋。一見すると相反するシチュエーションに思えますが、作品を読むと、その共通項の多さに納得します。
つまり、両方とも「孤独」な訳です。
小さな四畳半で、さらに小さく毛布にくるまって明日を夢見て泣いている大山昇太 (男おいどん) と、大きな宇宙に呑み込まれるような旅を続ける星野鉄郎 (銀河鉄道999) の物語は、全くおんなじに読めます。
(宇宙の孤独感については、昨年10月25日「宇宙は現実的フロンティアではなく、ヒトの頭の中にある思想」のブログで触れました。

 

 

そして、松本零士さんや、水木しげるさん (ゲゲゲの鬼太郎)、つげ義春さん、そして「火の鳥」に於ける手塚治虫さんのペンタッチには、ある共通点がありました。
作中の人物は極端にデフォルメして描いていますが、バックの自然・宇宙・そして宇宙船などのメカ、などは、ここまで描くのかと思うくらい、細かく緻密に描写している点です。

 

これにより、一層「大自然や機械などに生かされている、か弱きいち生命体」としての人間の立ち位置が、鮮明に表現されています。小学生の私でもそう感じました。漠然とであって、こんなに難しくは考えていませんでしたが。

当時は「松本零士はおんなじ顔しか描けないのか、絵が下手なんじゃないか」とまで言われていましたが、決してそんなことはありません。(笑)

 

 

 

松本零士さんのマンガは、ごく初期のものを除けばほとんど読んだような気がします。その中でも、裏ベストの作品として「ワダチ」を挙げたいと思います。
この作品は、’73年〜’74年に少年マガジンに連載されていた作品です。私は後から単行本で読みました。全2巻でした。

 

この作品は、SFと四畳半ものが合体した壮大なストーリーが読みどころです。コアな松本零士ファンは、戦記ものや、ハーロックやエメラルダスを推しそうですが、ワダチは、松本零士初心者には読みやすい作品ではないかと思います。登場人物も、松本マンガの総キャストの揃い踏みです。
思い出したら読みたくなりました。今度ブ◯ク◯フに行ったら探してみます。

 

 

 

ところで、銀河鉄道999です。私の中2〜中3の頃が人気のピークで、中3の学園祭だったか運動会だったかで、大きな大きなパネルにメーテルを描かされました。私の中では、興味の対象がマンガよりもロックに移っていて、嫌々描いた憶えがあります。(多分、画家志望!だったのをクラスメイトが知ってて描かされた 笑)
そして描きながら、「こんなに人気が出るようじゃ、松本零士ももうオワった」と一人思って、松本熱が一気に冷めていきました。生意気な中学生だったんですね。

 

 

 

 

 

 

銀河鉄道999といえば、ゴダイゴのテーマ・ソング。ほんとにいい曲ですねー。当時「ザ・トップテン」などの歌番組でゴダイゴを観るのが楽しみでした。
画像は、ゴダイゴ解散ライブで「銀河鉄道999」を歌うタケカワユキヒデさん。

 

【2018年2月22日】新曲「西暦2018年 ニューヨークの落書き」歌詞出来ました!

西暦2018年 ニューヨークの落書き

 

 

それは昨夜のニュースで観た光景
ニューヨークでは
ビルの壁埋め尽くす
誰かの描いた落書きを

 

白く塗り潰したのは
そのビルのオーナー
だけど訴えられて
損害賠償金7億円も払うんだってさ

 


どうしてなんだろと
君は不思議がってるけど
路端に咲き誇る花たちは
摘まない方がいいから

 

 

 

ラスコーやアルタミラから 続いている時間は
僕らの心の何処かに 居座り続ける
海の向こうでは 誰かが壁に時を刻む頃
僕らの町では 誰かがギター鳴らしてる

 

ラスコーやアルタミラから 続いている時間は
僕らの心の何処かに 居座り続ける

海の向こうで誰かが ダンスしている夕暮れ時
僕らは朝日を浴びて さあ、一日が始まる

 

 

 

西暦10000年の世界
ビルのかけらの落書きは
きっと誰か見つけるだろう
時はつながるだろう

 

 

 

 

 

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数日前の、ニューヨークの落書きの記事にインスパイアされて書いた歌詞です。今まで書いたことのないような感じの歌詞世界になりました。
かなり分かりにくかったのですが、出来るだけ伝わりやすく・分かりやすくする為、何度も書き直してようやく一段落つきました。
おそらくここからもう少し変わっていくと思います。どう変わっていくのか、自分の歌詞ながら楽しみです。メロディや歌詞はブログと違って、どう発展していくか分からない楽しさがあります。

 

 

今回は、言葉と音のイメージが同時に膨らんだので、歌詞を書きながら歌メロを作り、歌を乗せながら歌詞を修正して、の繰り返しでした。こうして同時に出来るのも余りないことです。
聴いたばかりの小沢健二さんのシングルを真似てギターのアルペジオで作っていたら、歌詞の字余り感が、さだまさしさんみたいになりました。これはこれでいい感じ?ですが、この曲のメロディはビートが鳴るイメージがあるので没にします。

 

 

ブログ記事が歌詞に反映されることは、今までなかったように思います。これもブログの効用ではないかと。いろんなことに気づくことはとても大事なことで、気づいたことは心の財産として大事にしたいと思います。

 

 

早速トラック作りに入ります。

 

 

 

 

 
ニューヨークの落書き、気になっていろいろ調べてみました。結論として、これはヒップホップ、ブレイクダンスと同様、れっきとしたストリート文化だと感じました。街の風景となっています。ヨーロッパ諸国に、中世からの古い建築物や街並みがそのまんま残っているのと同様に。

壁を白く塗り潰した行為は、金沢で言えば、東茶屋街の古い建物を今どき風に建て替えた、そんな感じでしょうか。これは罰金も納得。(高い気もしますが)

 

画像はその一部。