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【2018年10月25日】若い子の農業志向を思う

職場の近辺にある農業系の大学に通う職場のアルバイトさんは、今度の週末の学園祭で、収穫したジャガイモを調理したフライドポテトのお店を出すと言っていました。

その大学の学園祭では、毎年学生さんたちが収穫した野菜などを良心的な価格で販売しているので、近所のお年寄りの方など楽しみにされているそうです。

 

 

環境や農業を学べる大学はかなり少ないらしく、その大学は設備が整っているので、全国各地からそういった勉強をしたい人が集まってきています。その子は愛知県出身ですが、過去にも、鹿児島県や長野県、その他いろんな地方出身の学生さんが職場にアルバイトにきていました。

 

 

その大学は年々受験競争率が上がっているらしく、たしかに20年程前は短大だったのが、いつのまにか四大に、そして今は研究室も充実して、大学院まであるそうです。そして実際の話、農業に接したい若者が、地味ながらも年々増えてきているそうです。

 

 

 

今の若い子と話をしていると、私の若かった頃に同世代の人々が抱えていた、上昇志向や、物欲や、将来の煌びやかな夢、などよりも、「自分」「今」を大切にしている、そんな子が多く見受けられます。もしかしたら私の周りだけかもしれませんが。(「類は友を呼ぶ」ので。。)

 

 

「役職」という幻想が通用しないから、仕事の大変な管理職に就きたくない若者が増え、「ステータス」という幻想が通用しないからクルマ離れ、持ち家離れが進み、のんびりと暮らしたいから田舎暮らしが注目されて。そして、私の世代では拒否出来なかった「学校」や「社会」をも拒否する人が増えてきています。

何かが決定的に変わってきている気がします。

 

 

 

若い子の傾向を善しと捉えて、世の中は、少しずつでも「ほんとう」に住みやすい社会になってきていると、思いたいものです。

 

 

 

 

こんな記事があったのを思い出しました。検索して探しました。

 

【2018年10月24日】米津玄師「flamingo」は衝撃です

大ブレイクした米津玄師さんの新曲「flamingo」のPVが公開されていたので、早速閲覧しましたが、あまりに衝撃的な曲でした。リズムを聴かせるヒップホップのようなスカスカのトラックに乗る米津さんのボーカル・パフォーマンスが圧巻です。

 

 

この人については、随分前にチラッと「大昔の日本的なメロディが時折覗き、そこがすごく魅力的に聴こえます」というような事を書きましたが、今回のはチラッとどころか、後半のパフォーマンスは浪曲師の趣きすら感じます。ファンキーな浪曲師、民謡師です。

私の知る限り、こういうポップス以前の、古来からの純邦楽的な音楽性をナチュラルに感じさせる人は、本物中の本物の音楽人です。古くは山下達郎さん、矢野顕子さん。それから、エレカシの宮本さん…。

 

 

おそらくこれらの方々のように、末永く愛される楽曲を、これからもたくさん作り続けるのではないでしょうか。そして更には世界レベルでも聴かれるようになればいいなあ。そう感じた「flamingo」でした。「最近の曲はよく分からん」と仰る方にこそおススメします。