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【2020年3月23日】「花咲く庭にて」〜 guitar feat. gen 完成!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

数日前にラインで頂いたリズム・ギターを取り込んだリミックス・ヴァージョンが完成しました!

 

 

元のソフト音源ギターとホントのギターが、上手く絡まるように、アレンジも若干変えました。

冷静になってから聴き直して、良かったらサウンドクラウドに上げます。

 

 

こういう手で弾いた音源とPCソフトの音源は、極端にいえば水と油のように、中々馴染みません。昨今、ソフト音源の音は昔よりもずーっとナチュラルになってきましたが、それでもです。

ニュー・オーダーのように、機械のジャスト・ビートの中に、ワザとぎこちない手弾きのギターやベースを突っ込んで、それを個性にする、というバンドもいます。

 

 

この曲は、g君のギターが上手い為、ニュー・オーダーのようなぎこちなさはなく、コンプレッサーやイコライザーなどを駆使して、何とか普通に馴染みました。

曲がカラフルに、春らしくなった気がします。

 

 

 

 

 

 

私の楽曲はこちらから聴けます。↓

 

 

 

 

 

【2020年3月22日】今こそ新しいライヴのやり方を模索する時 〜 大瀧詠一「ヘッドフォン・コンサート」を思い出す

コロナウイルス感染予防の為、あちこちで大小のイベントが中止になっています。

外タレの来日公演も軒並み中止。金沢市のライヴハウスで行われる予定だった知人のバンドも出演するライヴも、あえなく中止となってしまいました。

 

 

私はここ10年程でライヴに行く機会がめっきりと減ったので、まるで他人事のように書いていますが、ライヴ収入を日々の生活の糧としているアーティストやプロモーターの方々は、月並みな言葉ですが、ホント大変な目に遭っている訳です。

 

 

 

思えば、機材が著しく進化して音が画期的に良くなり、その音源を、ネット経由 (YouTubeやSound Cloudなど) すると、アーティストが「今」作ったばかりの音が、そのまんま、リアル・タイムで聴ける、という、こんにちのリスニング環境とはうらはらに、ライヴは大昔から全く同じ形態で行われています。

それは、ステージに一人、もしくは少人数のパフォーマーがいて、対して圧倒的多数のオーディエンスがそのパフォーマンスを見守る、というスタイルです。

 

 

本来ライヴは、パフォーマーとオーディエンスは、それぞれ「一対一」、サシの勝負?です。周りに観客がいくら大勢いようと、ライヴはパフォーマーと自分の時間、の筈なのですが。。実際はお祭り騒ぎになっていて、まあそれがライヴのよさ?でもある訳です。

 

 

 

 

大瀧詠一さんの「ヘッドフォン・コンサート」、調べたら、行われたのは1981年、渋谷公会堂にて。私が高校生の頃です。

ホールの音は、反響その他PA状態で、オーディエンスにストレートに、平等に、届かない。それなら、ちゃんと届くようにオーディエンス全員がヘッドフォンで聴けばいいんじゃないか。そんな発想で行われたようです。

 

 

当時、それをFM雑誌で読んだ時は「変わった人も居るもんだなあ」ぐらいにしか思わなかったんですが、今も憶えているということは、当時大瀧詠一さんの音楽に興味のなかった私にも、それなりにインパクトがあった出来事だったんじゃないかと。

 

 

 

 

最近、何人ものアーティストが「配信ライヴ」を行なっています。私は実際に閲覧した事ないんですが、どんな音で配信してるのか興味があります。

大瀧詠一さんは、この日の演奏音がちゃんとオーディエンスのヘッドフォンに届くような、緻密なエフェクター処理をしたそうです。

 

 

TVの音楽番組や、ニコニコ生放送、AbemaTVのような、ごく普通の、不特定多数向けの音像ではなく、聴き方を想定 (ヘッドフォンで聴いて下さい、とか) した、個人個人の脳ミソにダイレクトに突き刺さるようなミックスをしての配信ライヴは、実は新しいライヴのカタチ=メディア、になりうるんじゃないかと思います。

ウイルス騒動や大地震が起きても、オーディエンスにちゃんと伝えることが出来るのではないかと。

 

 

人々を集めて行う普通のライヴが出来ない今こそ、「ライヴ」の形態が進化するチャンスなんじゃないかな。いいアイデアが浮かんだら、自分でもやってみたいですね。

 

 

 

 

 

 

「ヘッドフォン・コンサート」画像。ニコニコ動画に上がっていました。(動画ではないんですが)

 

このコメントは、「スピーチ・バルーン」へのリスペクト。私の大好きな曲です。