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【2022年7月25日】ジョニ・ミッチェルがステージに立った \\\\٩( ‘ω’ )و ////

 

 

 

唯一無二の音楽を生み出してきた、カナダのシンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェルさんがステージで歌ったニュースを観て、心底驚きました。たしか数年前、大病を患い生命すら危ぶまれていたからです。

 

 

ちょうど私の夏のカーステ用プレイリストに「フランスの恋人たち」「パリの自由人」「ヘルプ・ミー」等々、わりとアップテンポでポップな ’70年代の曲たちを入れて聴いているところに、このニュースです。もうちょっとプレイリストのジョニ・ミッチェル曲を増やそうかなと。

 

 

 

最近時々聴いているオルタナティヴなJ−POPシンガー・ソングライター ーー 浦上想起、君島大空、崎山蒼志、の音を聴くと、彼らは知ってか知らずか昔ジョニ・ミッチェルさんが奏でていたような、テンション・コードしか使ってないような、そして調性も曖昧な音を、きわめてポップに鳴らしています。

 

 

以前書きましたが、ジョニ・ミッチェルさんの音楽性が最大限に活かされているのは、ジャズ・ミュージシャンと作った、’70年代の数枚のアルバムではないかと私は思っています。これらの音楽が、時を超えてこの日本でポップスとして奏でられている、と言ったら大袈裟でしょうか。

 

 

 

日本ではそれほど馴染みのない方なので、聴いたことのない方は、最新作 (とは言っても’07年リリース) 「シャイン」をお勧めします。

声はさすがに老けて聴こえますが (それが良かったりしますが)、音作りの現役感は尋常ではありません。こうして生き延びて歌うことが可能になったなら、アルバムをもう一枚、作ってくれないかな…、などと思ってみたり。

 

 

 

 

 

以前のブログ記事に上げた画像です。「夏草の誘い」は、マイ・フェイバリットです。

 

 

【2022年7月24日】新曲「サマー’22」(仮) 生まれました 〜 夏を喚起させるメジャー・セブンス・コードの響き

PCをさわっていたら、偶然曲が生まれました。夏っぽい曲調なので、ひとまず「サマー’22」と名付けました。

 

 

 

車で出掛ける時の為にプレイリストに、はっぴいえんど「夏なんです」(‘71年) を入れていて、ランダム再生しているので時々かかります。

このところ、ハローワークに行ったりで車に乗る機会が多いからか、この「夏なんです」がよく耳にするのですが、聴けば聴くほどに、ああ、夏だなあ〜って思います。メロディ・歌詞・サウンド、全てが暑くて気怠い夏を喚起させる、素晴らしい曲です。

 

 

この曲全編に亘って使用されているコードが、メジャー・セブンスです。このメジャー・セブンスのコード感が、気怠い夏を喚起させるのではないかと思います。

同じような、気怠い夏をテーマにした曲で好きな曲と言えば、クール&ザ・ギャング「サマー・マッドネス」(‘74年)、サーカス「Mr.サマータイム」(‘78年) 等があげられますが、やはりどちらメジャー・セブンス多用曲です。

 

 

思えば、山下達郎さんのシティポップ時代の楽曲が、総じて「夏っぽい」と言われるのも、メジャー・セブンスを多用しているからかなと思ったり。達郎さんの場合はメロディがポジティブで歌声が力強いので、あまりメロウ感は感じませんが。

 

 

 

ところで前述の、はっぴいえんど「夏なんです」ですが、何回聴いても、曲中のある箇所でハッとします。メジャー・セブンスが続く気怠いAメロから一転して、マイナー・セブンスが鳴らされるサビの展開部分です。この箇所のコード展開が絶妙で、いつも聴き惚れてしまいます。

作詞作曲は、松本隆+細野晴臣のゴールデン・コンビです。流石としか言う言葉がありません。