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【2023年4月24日】次のアルバムの準備を始めました

新曲が結構増えてきたのと、前回のアルバムに入れようかと迷った挙げ句、構成上外した曲も数曲あるのとで、そろそろアルバムをリリースしようかと考えています。今回のアルバムの構想は、聴きやすくてポップな曲、です。まあ数曲変な曲が入りそうですが。

 

 

という訳で、取り敢えずのリリース目標を夏頃に設定して、逆算して大まかな計画を立ててみました。アルバム収録の為に歌い直したい曲も数曲あります。また、トラックをさわりたい曲も数曲あります。これらの作業は、新曲を作る傍ら行っていきます。

 

 

ここ数年、ハイペースで新曲が出来ている理由の一つとして、コロナ禍の為ライブを全く行っていない事が挙げられます。ライブを行う為には、当たり前ですが、歌や楽器の練習の時間が必要です。今、その時間は全て楽曲制作の時間になっています。単純に制作にかける時間が大幅に増えているという訳です。そしてそんな今のスタイルの方が、自分の音楽活動に合っている気がしています。禍転じて福となす、です。

 

 

という事で、アルバム制作作業もがんばります。

 

 

 

 

これは、昨年リリースした「光る石」アートワークのアウトテイク。どんなアートワークになるのかも楽しみの一つです。

 

 

【2023年4月23日】ザ・ポップ・グループのマーク・スチュワート死去

 

 

 

私は時々当ブログで追悼を上げていますが、これには自分内のルールがあります。そのルールの一つに、ティーネイジャー及び20代初めの頃にLPレコードを買って熱心に聴いたアーティスト、というのがあります。これらの方々は大袈裟に言えば、自分の音楽歴形成及び人生の指針になったアーティストたちです。

 

 

その当時のLPレコードは、廉価版の1800円ぐらいから、2枚組だと4000円ぐらいまでの値段がしました。多くは2500円ぐらいでした。中高生の頃はお昼代までケチってせっせとお小遣いを貯めて、レコードを購入したものです。

 

 

当時は情報も少なく、チェック音源もラジオしかありません。雑誌を読んでラジオをチェックして、買うレコードを決めていました。そうやって吟味して購入したレコードも、買ってガッカリした事は数知れず、です。

 

 

でも買ったレコードは元を取らねばもったいないと思い、良く聴こえるようになるまで、理解出来るまで、ひたすら聴き続けました。今のサブスク世代の若者に呆れられそうな話です (笑)。

そうやって我慢して?数十回数百回と針を落とすと、何となくですが「こういうところがいいんだ」「こういう聴き方をすれば面白く聴けるんだ」と、随分耳が鍛えられたのではないかと思います。今になって思えばですが。

 

 

更に思うと、好き嫌いは抜きとして、対象 (私の場合、音楽) としっかり向き合うという事はとても大事だという事です。思春期の頃に、パッと聴きでの好きな音楽ばかり聴いていたら、今の自分のように、新しい音も聴いたり音楽を作ったりはしていないような気がします。

 

 

 

ザ・ポップ・グループのアルバム「Y」は、そんな、聴きづらかったアルバムの一枚です。耳に馴染むまでかなり時間がかかりましたが、馴染むとクセになってヘビロテ化しました。高校生の私には、ダブ的音響は正直よく分かりませんでした。

しかし、このアルバムとPILの数枚のアルバムのお陰で、以降、ダブやファンクやジャズを楽しんで聴けるようになったのではないかと思います。

 

 

 

マーク・スチュワートさんは享年62歳。私と3歳しか違いませんが、ティーネイジャーの頃は、ファンクやダブを教えて下さった先生のように、遥か雲の上の存在でした。謹んでお悔やみ申し上げます。