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【2023年9月22日】新曲「George」(仮) 生まれました!\\\\٩( ‘ω’ )و //// 〜 魔法のコード進行

「encore」出来たので、早速次の曲に取り掛かっています。仮タイトルに「George」(ジョージ) と付けました。タイトルの由来は次回という事で、今回はコード進行について。

 

 

 

この曲のメロディは、Gメジャー・セブンスとAメジャー・セブンスの繰り返しの進行の上に乗っています。この全音離れたメジャー・セブンスの繰り返しは、ここ数年の自曲で最も使用頻度が高い進行です。

因みに前々作「音楽を聴く犬」も、Aメロはこの進行で始まります。

 

 

この進行、私にはメロディがとてもが作りやすく、取り敢えず曲を作る際には何だかんだで鳴らしています。私にとって、自然にメロディが生まれる魔法のコード進行です。以前はD→GのI -Ⅳ進行をよく鳴らしていました。

以下、何故作り易いかを説明します。

 

 

 

説明し易いように、Cメジャー・セブンス (ドミソシ) とDメジャー・セブンス (レファラド) に置き換えてみます。

こうやって二つ並べると、ドミソシとレファラド、です。つまりこのたった二つのコードで、ドレミファソラシドが全部鳴らされているという訳です。なので、ギターやピアノでこの二つのコードを適当に鳴らして、構成音のドレミファソラシド内で適当にメロディを付けると、大体、それなりに聴けるメロディになります。

 

 

反面、鳴らす音の制約が少ない分、そのメロディは予定調和的ではなく、不安定です。私はここ数年、リスナーとしても作り手としても不安定な曲想を好んでいるので、そんなところが、この二つのコード進行にマッチするのではと思います。

 

 

まあこれは音楽理論を勉強して身についたものではなく、私自身が自然に会得した作曲のコツのようなものなので、普遍性があるかどうかは分かりません。マネをしてやってみても、メロディは作れないかもしれません。一応ことわっておきます。

 

 

 

二つのメジャー・セブンスの不安定さから出発して、どう安定着地させるか。もしくは、どう発展させて更に不安定にさせるか。この辺、考え出すと面白くて、つい時の経つのを忘れてメロディ作りに熱中してしまいます。

アルバム「夢」収録の「SUMMER ‘22」は、この二つのコードで始まって、うまく安定着地した曲です。今回の「George」(仮) も同様、何とか安定着地させたいと考えています。

 

 

 

 

このコード進行を空模様で言えば、まさに今日の空のようになりがちです。出来ればここから雨雲を減らしていき太陽が見えてくる、ふうに展開させたいなあと…。

 

 

【2023年9月20日】「encore」完成!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ミックスダウン〜マスタリングを終えて、何とか完成しました。久しぶりに8ビートでアップテンポのリズムで、スピードに歌を合わせるのにひと苦労しました。完成間際に、ギターソロに合わせてピアノのソロも入れましたが、これはトラックのスピードを落として弾いています。しかもあとから大幅に修正しています。

バンドで演奏するととっても気持ち良いのではと、録っていて思いました。

 

 

 

こういうロックな曲は、打込みで作っても、アナログ的な音質感を意識したり、さも演奏しているふうに聴こえるように作る人が多いです。私も以前は「限りなく穏やかに」等、数曲そうやって作っています。

しかし今は、わざわざそんなふうに録るのはどうかと思うようになりました。せっかくプログラミングで作るのならば、肉体的制限から解き放たれたような曲の方が、聴いていても面白いのでは、そう感じるからです。

手が3本あるようなドラムス・指が15本あるようなギタリストが鳴らすバンドサウンドも、面白いのではないかと。

 

 

本物の演奏は、本物でしか出せない良さがあり、フェイクにはフェイクの良さがあります。今後もし生演奏っぽい曲を録る際は、更にフェイクっぽさを出せたらいいなあと思います。

 

 

 

 

歌詞最終バージョン。