ミックスダウンを終えて、何とか完成しました。一応というのは、こういうポエトリー・リーディングの曲は初めてなので、声とバックトラックとのバランスが、まだ今ひとつ掴めていないからです。しばらく聴いてみて、ミックスし直すかもしれません。アレンジも変えるかもしれません。
あと、ポエトリー・リーディングはラップと違ってノリがなく、当然メロディもなく、下手したらかなり聴きづらくなるので、バックのギターでメロディを鳴らしてみました。このギターのフレーズも再考の余地があるかなと。
ともあれ、自分的にはかなりチャレンジした曲だったので、こうして出来上がって一安心しています。アルバムもリリース出来て一段落ついたので、更にいろいろと試して芸域を広げて・深めていければいいなあと。
実際に歌詞のような円を描いて、それを見ながら制作していました。
円の内側は、四方八方閉じてどん詰まりの狭い空間ですが、見ようによっては内側と外側が反転して無限に広がります。表現行為や、しいては我々の生死も、そんなふうなのではないかなと。
若い頃、森敦さん「意味の変容」を読んで感じた事が、数10年の時を経てようやくアウトプット出来て、感慨深いものがあります。