【2018年7月23日】「異常気象」という言い回しは、大昔の「天動説」と同じ

今回はタイトルだけで伝わりそうです。

 

 

 

そもそも地球は、人間だけが住みやすいように出来ている訳ではなく、もしかしたら恐竜絶滅級の気候の変化が今後起こりうる可能性も、十分にあります。何度か書いていますが、大雪や大地震や猛暑など、これが自然で、これが普通です。「異常気象」という言い回しは、人の奢りの何者でもありません。

問題なのは、地盤の緩い山の斜面に家を建てたり、山の木を切り過ぎたり、そして過度に運動させ過ぎの部活であったり。天災の被害のうち、その多くが人災です。

 

 

 

先週の金曜日ですが、夕方、近くの中学校の近くを車で通った際、いつもと同じように、テニスコートで部活に勤しむ中学生と顧問の先生の姿が見えました。

おそらくですが、顧問の先生も生徒さんも、こんな日に外で部活をやるのはおかしくない?と、心のどこかで絶対に感じている筈です。その日は金沢でも35度以上を記録した筈です。

でも実際は、上から「部活中止」の指示が出ない限りは誰も練習を辞めません。先生すら判断出来ないのでしょう。これが同調圧力というものです。

 

 

私はこの中学校とはなんの関係もないので、だから普通に通りかかって見てそう感じるのですが、当事者はそうではありません。当事者的には「やる」と決まっている事はやらなければいけません。ましてや運動部の生徒さんなど、先生に逆らえる筈はありません。

 

 

原発の再稼働とか最近の裏口入学とか、個人の悪以上にタチの悪い圧力を、この中学校のテニスコートからも感じました。大袈裟でしょうか?(裏口入学も、その世界では当たり前になっていて、当事者的には「悪い事」ではなかったのでしょう)