【2018年12月18日】エレキギターは弾くのが難しい 〜 何故今ヒップホップが、英語圏音楽シーンを制しているのかを実感しました

先日の続き。

それで、久しぶりにエレキギターを弾いてみたのですが、やっぱり難しいです (笑)。弾くのも難しいし、音作りも難しい。楽器を弾くのはすごく大変な事だと、あらためて感じました。

 

 

このところPCばかり触っていて簡単に音が出るので、すっかり忘れていましたが、ギターにしてもピアノにしても、反射神経レベルで弾けるようになるまでは、実は相当な年月を要します。

 

 

 

因みに、テクニックにさほどこだわらないのなら、どんな楽器でも、姿勢を正してちゃんと練習しなくても、1日僅か数分でも気軽にさわっているだけで、20〜30年も経てば何とかなるものです (但しほぼ毎日)。それは私が身を以て実証しています。

だけども大体の人、特に少年少女は、「早く上手く弾けるようになりたい」と思います。なので挫折してしまう訳です。

 

 

 

 

 

世界No.1のスポーツって何だい? サッカーだろ。なぜなら、誰もがプレイできるから。ヒップホップの問題も、誰でもできるってことなんだ。今じゃヒップホップをやるのに特別なスキルはいらない。一番手に届きやすい音楽になった。

 

 

これは、アメリカの人気ラッパー、ウィル・アイ・アムさんの、本日のyahoo!ニュースのインタビュー記事から。アメリカで、音楽を聴く少年少女がヒップホップに雪崩ているのがよく分かる言葉です。「誰でもできる」がキーワードです。

 

 

聴いて「自分も出来るんじゃないか」「自分でも歌えるんじゃないか」と感じる人が、ロックよりもはるかに多いからこそ、ヒップホップはポップスの主流になったのだと、そう仰っています。何度か書いていますが、私もその通りだと思います。

 

 

テクニックというハードルが低くなった事は、それだけ音楽が進化したと言えます。喋り言葉に近づいたと言えます。そのうちロックも、現代に於けるジャズやクラシックのように、「テクニック」という特権を有した人しか演らなくなったりして。。

そういえば最近のロック雑誌の表紙は、昔のミュージシャンばかりです。かつては常にコンテンポラリーなアーティストを取り上げていた「ロッキング・オン」ですら、そうなっています。最近のアーティストが表紙だと、売れないんだろうなあ、きっと。

 

 

などなど思いながら、やっぱりエレキギターは諦めようかなと (笑)。