【2019年3月4日】新曲「たった一つの言葉を探して」歌詞が書けました ♪( ´▽`) 〜 ロックについての歌です

たった一つの言葉を探して

 

 

僕らが暮らしてる町では

人々は灰色の服着て

灰色の靴履いて出掛けた

 

僕らが暮らしてる町では

みんな笑顔を貼り付けて

鏡のような返事返してた

 

昔読んだ雑誌の片隅

赤い服とオレンジの髪

何故か懐かしく思い出す

 

ほんとにいるのだろうかと

半信半疑だった僕は

歌ってる姿を観に行ったよ

 

 

※たった一つの言葉を   探して   歌ってる

たった一人のあなたを   探して   彷徨う

 

 

君をみた   たしかに見た

そこに居た   僕も居た

そう、あれから気がついたら30年過ぎ

ああ、街の色も少しだけ変わって見える

 

 

君のライヴの後外に出て

左を向いて右を向いたら

景色が全然違って見えたんだよ

 

僕の住んでるここは何処かと

僕の立ってる今はいつかと

今でも時々分からなくなるんだ

 

 

※ 3回くりかえし

 

 

 

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私が初めて体験したロックのライヴは、多分、パブリック・イメージ・リミテッド (PIL) だったと思います。

だったと思います、というのは、この頃 (20歳前後)、当時熱心に聴いていたニュー・ウェイヴのミュージシャンが何人 (組) も来日していて、どれが最初に体験したミュージシャンだったか、定かでないからです。

 

 

当時の友人の一人で、私以上にパンク/ニュー・ウェイヴにハマっているTがいて、大体のチケットはそのTに頼んでいました。ちなみにTはパンク・バンドのボーカルもやってて、ファッションもパンクスで、ツンツンのヘアがとても似合うナイスガイでしたが、パンクを知らない大学の友人たちからは「フミヤそっくり!」(当時人気絶頂のチェッカーズです) と言われていました。本人は嫌がってたみたいです (笑)。今どうしているんだろう…。

 

 

それでこの曲ですが、そのPILのライヴの衝撃を思い出しながら書きました。

思い出しながら書いただけで、PILの事を歌っている訳ではありませんが。最初にメロディと一緒に生まれた「たった一つの言葉を探して   歌ってる…」からイメージを膨らませて、一気に書き上げました。

 

 

 

私が今になってこういう歌を歌っている事をTが知ったら、どう思うんだろう?人生、どう転ぶか、ほんとに分からないものですね。時々使うフレーズをまたもや。「自分は他人」です。

 

 

 

 

その時の東京公演は、ライヴ・アルバムにもなっています。当時はコアなファンにはあまり評判の良くなかったこの公演ですが、私は大興奮&大満足でした。