【2019年3月22日】イチロー選手引退の記者会見を観て

イチロー選手は野球ファンならずとも馴染みの深い人です。私も引退のニュースに驚き、ニコニコ生放送で引退記者会見の再放送を放映していたので、早速観ました。

 

 

実は私は、こういう風に長時間にわたって喋っているイチロー選手というのは、ちゃんと観たことがありませんでした。今回初めて目にして、あまりの眼力の強さ・オーラの強さにドキドキものでした。観ていて、若い頃の坂本龍一さんやエレカシの宮本さんを、ちょっと思い浮かべました。このお二方と似たような、強力なオーラです。

ニコ生のコメントによると、これでも歳を重ねて随分と穏やかになったとの事です。

 

 

 

その中での記者の質問に「子供たちに是非メッセージを」というのがありました。以下、イチロー選手の回答。

 

 

「…まぁ、野球だけでなくてもいいんですよね、始めるものは。自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので。そういうものを早く見つけてほしいなと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。向かうことができると思うんですね。それが見つけられないと壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので。色んなことにトライして、自分に向くか向かないかというより自分が好きなものを見つけてほしいなと思います」

 

ーーyahoo!ニュース「【MLB】“イチロー節”全開、85分間の引退会見 一問一答ノーカット「孤独感は全くない」より引用。

 

 

 

太字にしてあるところは、私が特に感銘を受けた箇所です。

イチロー選手は、その「熱中できるもの」が、子どもの頃から数十年続いて、現在に至っているのでしょう。経験に裏打ちされた、深い言葉だなあと感じます。

 

 

このインタビューは前述の記事で全文読めるので、観てないけど興味のある方がいらっしゃいましたら、是非目を通して頂きたいと、観て・読んで思いました。他にも「外国人になって人の痛み想像した」とか、「真剣に草野球を極める野球選手になっているんじゃないですか」とか、その他、面白いお話で一杯です。

 

 

何はともあれ、私のような野球ファン以外の人々にも、ほんの少しでも野球の興奮を教えてくれたイチロー選手には、感謝の言葉しかありません。どうもありがとうございました。長い間、お疲れ様でした。