【2019年10月5日】「鳥になって 魚になって」歌詞を大幅に手直ししました 〜 ポエトリー・リーディングを加えます

完成していた「鳥になって〜」、歌いやすいように微調整しながら少しずつ書き換えていましたが、更に歌詞を付け加えました。

 

 

トラックで数小節ボーカル抜きのところがあって、当初リード楽器でソロを入れようかと考えていたのですが、どうしても追加したい歌詞があり、結局ポエトリー・リーディング (朗読) で挿入することにしました。ポエトリー・リーディングに関しては、最近高橋鮎生さんのアルバムを聴いて、自曲にも取り入れることが出来ないかなと思っていたところでした。

 

 

 

ポエトリー・リーディングをパフォーマンスしている人を観たくて、ネット検索してみたところ、それなりにいらっしゃいました。ただ、ラップに比べるとごくごく少数です。

その中で見つけた一人が、不可思議/wonderboyさん。

 

 

畳み掛ける言葉の純度の高さとスキルは、その昔エミネム (アメリカのラッパー) を聴いた時と同じような衝撃を受けました。しかも日本語なので、直接耳に刺さってきます。残念ながら、彼は不慮の事故で数年前に他界していました。

興味のある方は、ぜひ一聴して下さい。YouTubeに動画が上がっています。

 

 

 

 

 

 

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鳥になって 魚になって

 

 

不意に扉開いて   目の前開けた

光が差し込んで   眩しさにパニック

 

見えなかった景色   聴こえなかった音

心に広がる   鳴り響いてる

 

高く   もっと高く   飛び立ってゆけ

深く   もっと深く   潜ってゆけ

 

 

※鳥になって   魚になって

遠く遠く   闇恐れず

 

 

 

ドロドロに溶けた熱い塊が   いつしか冷えて硬い星になり

水が流れて海と陸に分かれて   命のカケラがそこで生まれて

 

時が経ち   陸には植物が生い茂り

虫たち鳥たち恐竜たち   そして哺乳類たちが生まれて

 

更に時が経ち   そのうち誰かが立ち上がり   ヒトになって考え始めた

「自分」を探して「あなた」を探して

 

それが「今」

音楽を奏でる君や僕

 

 

 

世界は今ここに   僕の目の前に

気付かずにいたけど   感じなかったけど

 

夢から醒めたような気分で   コーヒー一杯飲む

冷たい風が吹く   晴れた朝に

 

 

緩やかに下っていく   坂道を歩いてる

遠くまで見下ろせる   ここで立ち止まる

 

 

※くりかえし

 

 

月になって   涙になって   世界眺め   心の奥に

 

君になって   開け心   歌になって   僕になって