【2021年3月10日】新曲「ループ♯1」が「一枚の絵」になりました!・:*+.\(( °ω° ))/.:+

数日前に出来た「ループ♯1」に、歌詞が付きました。「一枚の絵」というタイトルを付けました。以前作った「ギター」同様、ノンフィクションを下敷きにしたフィクションです。

 

 

お正月に、このところいつも自曲でギターを弾いて頂いているgくんの家にレコーディング・セッションをしに (というほど大袈裟なものではないけど) 遊びに行った際、居間の片隅に鮮やかな色の絵が、隅の方に立て掛けてあるのが目に留まりました。その絵はほんの一部しか見えませんでしたが。

 

 

あとでgくんのママ (この方も音楽好き) にさりげに聞いたら、その絵はgくんが小学生の頃に描いた油絵とのことでした。ノンフィクションと言っても、事実はただそれだけのことです。

けれども、自分の中ではいろいろと思うところがあったのでしょう。数ヶ月を経て、その思いは膨らんで、結局歌詞に発展しました。

 

 

 

 

前に一度上げたことがありますが、私は小学生の多分高学年の頃、「将来の希望」を書く作文で、「画家になって全国を放浪したい」と書いたことがあります。お陰で誕生日のプレゼントには、みんなから絵具をいただきました。

 

 

私は当時、子ども心ながら、「画家は自由でいいなあ」と感じていました。それははっきり憶えています。多分、山下清さんのように、好きな絵を描きつつ全国をブラブラ出来る、そんな安易なイメージを抱いていたのだと思います。

 

 

今、日々音楽を作っていて、あらためて思うのは、「音楽って自由だなあ」ということです。

50代も半ばを過ぎ、ちょっと無理をすると腰が痛くなったり、アレルギーで鼻水は止まらなくなるし、お酒を呑んだら11時過ぎにはもう眠くなってしまいます。

 

 

音楽作りに没頭していると、そんな衰える一方の肉体とは逆に、心はどんどん若返っていく、そんな気がします。子どもの頃に「画家って自由でいいなあ」と思った、その気分が、50年の時を経て蘇っている。そんな感じがします。

 

 

 

そういうことを思いながら、書いた歌です。歌入れが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

歌詞に出てくる「アンリ・ルソー」の代表作「眠れるジプシー女」。見事に時が止まっています。