【2021年5月25日】「ときどきにみる夢」完成!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・* 〜 実家で立花ハジメ「H」を聴きながら

何気に歌入れしたところ、思いのほか上手く歌えたので、このテイクでOKとしました。

この曲はリズムがつっかえつっかえ進む曲なので、あまりに上手く滑らかだと違和感があります。かと言って、意図的につっかえつっかえ歌うのには、かなりの技術を要します。なので、ぎこちないうちに?良しとした訳です。

 

 

トラックの工夫点というか苦労点として、ズレの多いビートメイクが挙げられます。最初は普通のブレイクビーツっぽかったのですが、歌っているうちに、タメをしっかりとった方がいいのではと思い、1/100秒単位でズラしながら、ビートのポイントを定めました。緻密でしたが、中々楽しい作業でした。

 

 

 

 

ところで、今現在、実家に帰ってレコードを聴いています。聴いているのは、立花ハジメさん「H」(‘82年)。

 

 

ハジメさんの覚えたてのサックスが、ドラムシロウトの坂本龍一さんが叩くぎこちなくもっさりしたドラムのビートに乗っかる、実に手作り感満載のアルバムです。サックスといっても、よくありがちな、ソロを吹くのではなく、短いリフをくりかえす独自のスタイルです。

そんな、ある意味一歩間違えるとシロウトのお遊びっぽい曲たちですが、痒いところに手が届くというか、不思議と耳に馴染みます。上手くない故に、独特のタイム感がしっかり感じられる訳です。

 

 

思いかえせばこの時代、テクニックを捨ててアイディアで勝負の音楽がシーンに溢れていました。「H」もそんな音楽で、しかも大成功した例ではないかと。

完成した「ときどきの夢」や、その他自曲を聴くと、そんな眩しいアイディアに欠けているような気がしますが、まあ自分のペースでコツコツとやっていくしかありません。