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【2023年2月28日】「ミュージック・ライフ」永久保存版に思う

 

 

 

「ミュージック・ライフ」は、私が初めて購入した音楽雑誌です。中学生の頃です。同じクラスの女子に見せてもらって、その雑誌の事を知りました。好きなクイーンが大々的に載っていました。

私に限らず、当時の近い世代のロック好きの少年少女は、絶対にこの「ミュージック・ライフ」は目を通した事があるんじゃないかと。そのぐらいメジャーな雑誌でした。

 

 

私が読んでた当時は水上はる子さんと東郷かおる子さんが編集長でした。今思うに、お二人ともミーハー・ロック少女のなれの果て、といったオーラを放っていたように思います。調べたら、その前は星加ルミ子さんという、これまた強力なロックにかぶれた?女性でした。

 

 

しばらくして私は「ロッキング・オン」「ドール」「ミュージック・マガジン」… といった理屈っぽい男性的なロック雑誌の方に興味が移ってしまい、「ミュージック・ライフ」から、いわゆる「卒業」してしまいました。

 

 

 

しかし今思うに、ロック雑誌の在り方として正しい?のは、理屈っぽい「ロッキング・オン」「ミュージック・マガジン」ではなく、ミーハーな「ミュージック・ライフ」の方ではないかと。オンナ・コドモを熱狂させる事にこそ、ロックの真実があるのではと思います。そこには、オトコの理屈を吹き飛ばす強烈なパワーがあります。

 

 

【2023年1月8日】王将戦七番勝負始まる

20歳の藤井王将 (5冠) に52歳の羽生九段がタイトル通算100期をかけて挑戦するという、大袈裟ではなく、まさに50年・100年に1度かと思われる七番勝負の第1局が、本日始まりました。20歳で5冠は史上最年少なら、50代でタイトル挑戦も、史上2番目の年長記録です。平成と令和の天才の勝負です。

多くの将棋ファンにとっては、はっきり言って勝敗はもうどうでもいいという方も多いのではないかと思われます。

 

 

 

数年前に、AIが急激に強くなり棋士の棋力を遥かに凌駕してしまった時の事。もしかしたら今後AIに完全解析されて、必勝の定跡が生み出されて、将棋は終わってしまうのではないか、そう言われた時もありました。

そんな重い質問を受けて羽生九段は「そうなったら桂馬を横にも跳べるようにするとか、ルールをちょっと変えればいいんじゃないですか」とサラリと答えていて、さすがだなあと感服した事があります。

 

 

そう。将棋は単なるゲームです。定跡が解析されたら、それに付随していろんな便利な発明が生まれたり、等は一切ありません。そんな「単なるゲーム」だからこそ、多くの人々を惹きつけるのではないかと思います。

 

 

 

2人の勝負、私も勝敗に関しては興味がありません。世紀の一戦に相応しい、後世に語り継がれる素晴らしい名勝負になる事を祈ります。