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【2018年12月22日】竜王戦に平成の時代を思う

 

 

先日、名人戦と並ぶ将棋のビッグタイトルである竜王戦が行われました。竜王の羽生さんは、勝てばタイトル100期 (!)、負ければ27年ぶりに無冠になるという事で、一般メディアでも報道されていました。私は残念ながら仕事があって、観戦出来ませんでした。

羽生さんは惜しくも敗れましたが、私は今回の竜王戦に関する一連のニュースで、27年間もの長い間なんらかのタイトルを保持し続けていた事を知りました。今回の勝敗よりも、そちらに感銘を受けました。サラリーマンですら、27年間勤続するのは大変な事です。

 

 

 

羽生さんが将棋の7つのタイトル戦を全部制覇して、ちょっとした社会現象になったのが、今調べたら、1996年でした。この時の事は私も憶えていて、すごい人がいるもんだなあと感心した憶えがあります。

 

 

その時は将棋にはさほど興味もなかったので、その後のことは知らないのですが、20年程経って将棋に興味を持ったのは、近年になってニコニコ生放送やAbemaTVといった、インターネットでの中継が頻繁に行われ始めてからです。そして、羽生さんがまだ第一線で活躍されているのをみて、私もまだまだがんばらねば、と思ったものです。

 

 

あちこちで「平成の終わり」を感じさせる出来事が起こっていますが、私にとっての平成の終わりは、今回の竜王戦で強く感じました。これは羽生さんが敗れたからではなく、勝ってもそう感じていたと思います。(でもここで敗れるというのは、ある意味勝つよりも「持っている」なあと思いました 笑)

 

 

勝負事は盛者必衰なので、既に48歳の羽生さんがいつまでも勝ち続ける事はありませんが、平成の次の時代になっても、またスリリングな将棋を魅せて下さるものだと思っています。

最後に私の好きな羽生さんの言葉です。この言葉を肝に銘じて、私も日々がんばりたいなあと。

 

 

 

才能とは何かと問われれば、「続けることだ」と私は答えます。続けることなど誰にでもできると思うでしょうが、実はこれが最も難しいのです

 

【2018年12月20日】別の新しい曲が生まれました

「続いている世界で」と並行して、また曲が出来ました。久しぶりに3拍子のリズムです。キーは「続いている世界」に似ていてマイナー調ですが、途中でメジャーに転調したりで、メロディの変化が多い曲になりそうです。

 

 

この曲で、使っている制作ソフトCubaseの、今まで使ったことのなかった機能にチャレンジしてみました。「コードトラック」という機能です。島◯楽器の店員さんが激しく推していた機能です。詳しくは端折ります。

この機能の中で「アルペジオ」というのがあって、これは、コードネームを入れて鳴らしたい楽器を指定すると、勝手にアルペジオで演奏してくれる、そんな機能です。

 

 

面白くていろいろ試しているうちに、これは使えると思い、早速その機能のうちの「ランダム」を選んで鳴らしてみました。一言で言うと、ソフトが指定のコードの構成音をシャッフルして適当に (いくつかの条件設定をするので本当は適当ではないんですが) 鳴らしてくれる、そんな機能です。

この曲は、ちょっとブリティッシュ・トラッドっぽい雰囲気のメロディで、その雰囲気にマッチすると感じたからです。

 

 

ここまでくると、プログラムを打ち込む事すらとばして、鳴らす音を選ぶだけです。すごいと言うか、おそろしいというか。上手く使えば、痒いところに手が届く便利な道具として機能しますが、上ちゃんと使えないと、音楽性までもがソフトに支配されそうです (笑)。

 

 

 

 

一番下の、コードネームが表示されているトラックが、コードトラック。