月別アーカイブ: 2019年9月

【2019年9月21日】新曲「New Soul」(仮題) 作り始めました

「ツチニカエル」が完成したので、早速次の曲に取り掛かり始めています。ここ数日、アコギでポロポロと爪弾いて、少しずつ組み立てていた曲です。

リズムやタイム感が、’70年代のテンプテーションズやカーティス・メイフィールドら、ニュー・ソウルっぽいので、仮題で「New Soul」と付けました。

 

 

こないだ作った「月を仰ぐ人々」のファンク・ビートっぽいリズムを更にゆっくとさせたような曲です。こういう雰囲気の曲に踏み込むのは初めてで (←こういう雰囲気と言っても、書いている本人しか分からない 笑)、やっぱり初めての試みは楽しいものです。

 

 

 

ところでこの’70年代のニュー・ソウル。実は20年前?30年前?に、すごくハマったことがあります。

元々はプリンスやスティーヴィー・ワンダーを聴いてからブラック・ミュージックに興味を持ち、過去音源を遡って聴きはじめたのですが、’60〜’70年代のブラック・ミュージックも、ロックに負けずに?とんでもないのが多くて、CDを買うたびにワクワクして聴いていました。

 

 

先程書いたテンプテーションズの数枚のアルバムは、スティーヴィー・ワンダーと共に、特によく聴きました。「パパ・ワズ・ア・ローリング・ストーン」「マスターピース」「ズーム」…。シンプルなベースラインの繰り返しにいろんな音が絡んでくる、10分を超える長尺曲たちは、特に印象に残っています。

 

 

新しいこの曲は、そんなエッセンスも含みつつ、新しい音にもチャレンジしたいなあと。

 

 

 

【2019年9月20日】宮内優里「ワーキングホリデー」聴きました 〜 秋の木漏れ日のような音楽です

宮内優里さんは、日本が誇る?エレクトロニカのアーティスト。数年前にたまたま観たYouTubeのライヴ映像が頭にこびりついて以来、気になっている方です。

 

 

 

「アコースティックギターを中心に様々な楽器の音をその場でサンプリングし、重ね合わせていく”音の実験室”ともいうべきそのライブ」(プロフィールより) は、エレクトロニカに興味がない人が体験しても、すごく面白く感じるのではないかと。

 

 

このアルバムの楽曲は、そんなオモチャ箱をひっくり返したような音にきれいなメロディとボーカルが加わって、マニア心をくすぐりつつ、とても聴きやすくて一般受けもしそうです。もっと聴かれて欲しいアーティストです。

高橋幸宏さん、星野源さん、原田知世さんなど、メジャーな方々がゲスト・ボーカルとして参加しています。それぞれのファンの方々にオススメします。

 

 

 

宮内優里さんが一般的には勿論のこと、音楽ファンの間にもさほど知られていないのは、活動や露出が少なく、音源も、ラリー・レーベルという、金沢市 (!) に在る、アパレル・ショップのオーナーさんが経営しているレーベルからのリリースで、殆ど流通していない事にも拠ります。

 

 

先日、ラリー・レーベルのCDを見たいなと思い、香林坊の後ろにこじんまりと建っている、その服屋さん「Rallye」に出向いて、このアルバムと出逢いました。貴重な出逢いです。

レーベルの数枚のCDパッケージは、お洒落な店内のアパレルや小物に、とても馴染んでいました。馴染み過ぎて、パッと見では見つからなかった程です。

CDはもっとたくさん置いてあると思っていたので、ちょっとガッカリしましたが、このアルバムを聴いたら満足して、ガッカリ感は消えてしまいました。爽やかな秋の一日と相まって、素敵なギフトを頂いた気分でした。