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【2020年10月22日】「マッカートニーⅢ」リリースされます!〜 40年ぶりの私信が聴けます

 

 

 

今朝のYahoo!ニュースより。コメントにも上がっていましたが、先ず創作意欲が凄いです。きっと音楽を演ってるのが本当に楽しいんだろうなあ。私もこのように歳をとりたいです。

 

 

ところで、この「マッカートニー」シリーズです。あまり聴いてないポールさんのビートルズ以降の作品の中にあって、両方とも結構聴いています。特に「Ⅱ」は、当時好きだったニュー・ウェイヴ、YMO等のテクノポップの音触りもあり、リアルタイムでもよく聴いています。

 

 

 

 

例によって昔話になりますが (笑)。

高校生の頃、ポールさんが来日の際に大麻を持ち込んで逮捕されるというショッキングな事件がありました。私はこの頃、既にパンク/ニュー・ウェイヴに染まっていたのですが、この事件で「やっぱり向こうのロッカーは凄い!」と興奮して、その後出た「マッカートニーⅡ」を即購入しています。

 

 

この頃の私は、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスがヘロインの打ち過ぎでショック死した新聞記事を、切り抜いて大切に保管してた程、破滅的?なものに憧れていたアホな少年だったので、「大麻」「逮捕」のインパクトは、かなりのモノがあったのでしょう (笑)。

 

 

ちなみに、その新聞記事の切れ端、実家にあるピストルズ「勝手にしやがれ」のレコードに、今も入っています (笑)。私の思春期の闇歴史の証拠物件?です。そういう勢いで買った「マッカートニーⅡ」なので、余計に愛着があるのかもしれません。

 

 

 

 

音楽的な話に戻ります。

という訳で「マッカートニーⅡ」は、「マッカートニー」の数倍聴いていて愛着もあるので、「Ⅱ」に話を絞ります。

 

 

このアルバムの前年に、ウイングス「グッドナイト・トゥナイト」、ソロの「ワンダフル・クリスマス・タイム」がリリースされていて、両曲とも大ヒットしました。

実はこの2曲、それまでのウイングスのサウンドとは趣きが異なり、当時の最先端のニュー・ウェイヴっぽい音に仕上がっています。

 

 

既にこの時点で、ポールさんはウイングスにストレスを感じていたのかもしれません。「グッドナイト・トゥナイト」は、そのすぐ後リリースされたウイングスの「バック・トゥ・ジ・エッグ」には未収録にもかかわらず、「バック・トゥ・ジ・エッグ」のどの曲よりも、クォリティーが高く聴こえます。

さすがに「原点に戻れ!」と名付けたアルバムには、ニュー・ウェイヴ調の曲は入れれなかったのではと推測します。

 

 

とはいえ「グッドナイト・トゥナイト」は、ニュー・ウェイヴ調の味付けはありますが、ベース・ラインは、ポールさんのオハコの、あのランニング・ベースで、それが見事に決まっています。この辺のバランスは絶妙です。 続きを読む

【2020年10月21日】‘80年代や’90年代に購入したCD、リマスタリングしています

数日前に記事に上げた、フリートウッド・マック「噂」のCD音源、クルマでも聴きたくなり、プレイリストに入れてカーステレオで鳴らしたのですが、他の楽曲に比べて音圧も劣るし低音域の響きもイマイチ。

それで、以前にプリンスさんの’80年代の楽曲をリマスタリングしたように、こちらもソフトに取り込んで音質や音圧をいじってみました。

 

 

 

‘80年代のCD音源は音質がかなり劣るのが多く、近年軒並みリマスタリングされて再リリースされています。プリンス「サイン・オブ・ザ・タイムス」も、つい最近デラックス・エディションがリリースされました。「噂」も当然、高音質のがリリースされています。

 

 

元々Cubaseは作曲及び楽曲レコーディングの為に購入したのですが、他人の曲をマスタリングし直すという楽しみにも使えます。

最適なバランスを求めてというよりも、自分にとって聴きやすい・心地よく聴こえる音質に変える楽しみ、です。

 

 

クルマで聴く場合、エンジン音や道路を走る音などで、カーステレオの低音域が部屋で聴くよりも耳に届きにくくなっています。

それでいつも、純正のイコライザーで補正しているのですが、曲ごとに聴こえ方が違うし、なによりも、今と昔の音源は、音圧の差が大きすぎます。

そんなところを元から直すと、快適なカーオーディオ・ライフを楽しめるんじゃないか、そう考えた訳です。

 

 

 

それで、「噂」だけでなく、気になった楽曲をヒマをみて少しずつリマスタリングしています。自分のマスタリング・スキルの向上にも繋がって、一石二鳥なんじゃないかなと。

 

 

 

 

 

今日は朝から、ケイト・ブッシュさんのアルバム「ドリーミング」(‘82年) の一曲「ハウディニ」をリマスタリング。この曲、アレンジがかなり凝っていて、音の強弱差が大きく、コンプを効かせすぎるとベッタリとして聴こえ。。いろいろと苦労しました。

出来た音源は、左のチップに入れて聴いています。

 

この、昔の東芝EMI印のレーベル・マークのCDは、大体音圧が低く、リマスタリングのしがいがあります。