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クリスマスの先日、ある人から、「今日は自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が皆、2020になるそうです。今度こうなるのは1000年後だそうです」という話を聞きました。

ちょうどクリスマスだし、なにか凄くありがたい話だなあとちょっと感動しましたが、今日になって冷静に考えると、それは単純な数字のマジックで、ごくごく当たり前のことであることに気付き、ちょっと拍子抜けしました。来年もそうだし、再来年もそうなります。

でもきっと、この話には意図するところがある筈だと思い、ネットで検索してみました。自分の頭で考える前に検索してしまうのは良くないんですが。そしたらあっさりとヒットしました。どなたかのツイートでバズった話だそう。

考えるに「『当たり前のこと』だけど感動する話」というのは、実は中々ありません。感動する話は、大体が「当たり前でない」から、感動する訳です。

私がこの話で考えて再び感動したのは、「自分たちの生というのは、当たり前のようであって当たり前ではない」という事に気付かせてくれたからです。

来年もまた、世界中の人の誕生年に年齢を足すと皆2021になりますが、来年の今頃この話を聞いて、感動出来る・バカバカしいと笑える心、でいられているのか。そもそも大袈裟に言うと、来年の今頃、2021とカウント出来るのか？(生きているのか？)。もし生きてたら、もっと謙虚な心を持たないとな〜、等々。

そんな事を考えさせて頂きました。こないだ腰を怪我して、歩けない日々が続いていたので (そしてまだ完治してない)、余計にそう感じたのだと。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」にならぬように。。