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【2021年5月22日】「ときどきにみる夢」歌入れとギターの音作りに苦労しています

タイトルは「時々にみる夢」から「ときどきにみる夢」と変更しました。漢字で時々だと ”sometimes” の意味合いに読まれてしまう気がしたからです。

いつものパターンだと、トラックほぼ完成→仮歌を入れる→車中で練習する→本番、なので、今回も取り敢えず歌って録ってみました。

 

 

歌い方を2パターンで迷った末に、両方とも録りました。一つは今までのスタイルで、地声と裏声をミックスして普通に歌う、もう一つは、全て裏声でウィスパーヴォイスっぽく歌う、です。

この曲の曲調からだと後者の方が合っていると思うのですが、いかんせん、ほとんど歌ったことのないスタイルなので、上手く歌えません。おそらく最終的には、普通に歌うのとウィスパーで歌うのとを混ぜて歌うことになりそうです。

 

 

 

録ってみて分かったのは、ウィスパーヴォイスの際は、エコー成分の量やイコライザーやコンプレッサーの数値…その他、エフェクターの掛け方が普通に歌う時と結構違ってくるということです。いろいろと勉強になりました。

次週月曜日に、再度チャレンジしたいと考えています。明日は仕事時間以外は、歌の練習をして本番に備えます。

 

 

 

あと、この曲ではこないだ買ったギターを使用して、イントロや曲間のソロというかリフを弾いているのですが、その音作りも、いまいち納得出来ずに苦労しています。ギターの音作りに慣れてない為かと思われます。こちらもボーカル同様にもう一工夫必要です。

新しい試みは、楽しいのですが大変なことも多いなあと実感しています。

 

 

 

 

サンタナ「キャラバンサライ」(‘72年)。いわゆる泣きのギターが存分に楽しめます。

この曲のギターは、このアルバムのギターを参考にしました。

 

【2021年5月20日】SEKAI NO OWARI「バードマン」を聴く

 

 

 

お酒を呑みながら音楽記事のネット・サーフィンしていたら、SEKAI NO OWARI (以下「セカオワ」) の新曲の記事が目に留まりました。MVが本日解禁ということでYouTube観てみたのですが、ちょっと驚きました。

 

 

曲に驚いたのではなくて、ボーカルのFukaseさんのヘア・スタイルにです。生え際がはっきりと見えるほどおでこを出している姿、私は初めて見ました。別人に見えた程です。

 

 

 

ちょうど数日前に「何故J –POPのアーティストは前髪が長いのか 」というタイトルで、J-POPアーティストの前髪についての記事を上げたばかりです。Fukaseさんと言えば、私の中ではその代表格。

YouTubeに上がっていたその曲「バードマン」は、そんなFukaseさんが普通におでこを出して歌っても全く違和感のない、肩の力が抜けたポップ・ソングです。

 

 

 

セカオワの最大の魅力は、ごくごく個人的な歌を、運命共同体的なメンバー全員で体現・表現していることです。「バンド・マジック」が最大限にかかっている、そんなバンドなところです。

それまでの自我苦悩系 (私の造語です) のバンドは、有名どころで言えば、例えばエレカシやミスチル、昔だとオフコースとかは、宮本浩次さん、桜井さん、小田さんという、それぞれ才能豊かなソングライターの個人的想いの吐露がバンドを経由してリスナーに伝わる、そんな表現回路だったのですが、セカオワの場合、Fukaseさん個人というよりも、バンド全体が思考してて、バンド全体で歌を歌う、そんな感じです。

一人では何も出来ない弱いいじめられっ子たちが、集まって力を合わせて世界に向かって叫んでいる、そんなふうに見えました。

 

 

 

以前、ヒット曲「ドラゴン・ナイト」で、Fukaseさんはトランシーバー・マイクを片手に歌いました。トランシーバーというのは、言うまでもなく「個人→個人」の直接的通信手段です。

以下、以前書いた記事「歌は個人と繋がる~ SEKAI NO OWARI のトランシーバー・マイク」より抜粋。

 

 

「ドラゴンナイト」をYouTube見ながらヘッドフォンで聴いていると、Fukase氏個人のメッセージが、YouTubeやネットといったメディアを介さずに、あのトランシーバーから、自分の耳元に直接歌いかけてくるような、そんな子どもの頃のトランシーバー遊びのワクワク感を思い出させてくれます。

そして、私が思春期の頃聴いていたロックも同じく、そんなワクワク感でした。

 

 

 

あれから7年経っています。

今のセカオワは、ファンタジーの世界に武装してトランシーバーを片手にSOSを発していたセカオワではなく、普段着でごく普通のポップスを歌うセカオワです。Fukaseさんもメンバーたちも、あの頃よりも肩の力が抜けて、生き易くなってるんじゃないかな。Fukaseさんのナチュラルに出したおでこを見ながら、そんなことを考えました。