マイ・フェイバリット・女性ボーカリストの一人である原田知世さんが、3月にニュー・アルバムをリリースするニュースが上がっていました。原田知世さんは、言わずとしれた有名女優さんですが、歌手としてもずっと活動されています。
実は私は、女優の原田さんはどんな演技をしているのか全く知りません。ドラマも映画も観たことありません。歌手の原田さんのファンという訳です。上手いというよりも、独自の世界を持っている歌です。’90年代中頃の、ムーンライダーズ鈴木慶一さんプロデュース作品ぐらいから聴いています。
1番よく聴いていて且つ好きなアルバムは「ミュージック・アンド・ミー」(‘07年) という、デビュー25周年記念のアルバムです。原田さんの透明感溢れた世界が十二分に堪能できる、素晴らしい曲が詰まっています。
オリジナル曲はもちろんですが、ビートルズ「アイ・ウィル」、大貫妙子「色彩都市」などのカバー曲も聴きごたえ十分です。
特に大貫妙子さんの曲は、昔から「地下鉄のザジ」「彼と彼女のソネット」等、原田さんの世界にマッチしていて、この「色彩都市」も、そんな一曲ではないかと感じます。個人的には、大貫さんの曲で、アルバム一枚作って欲しいくらいです。私が選曲したいくらいです。(冗談です)
何故ここで「ミュージック・アンド・ミー」の話を書いたかというと。今度のアルバムは40周年記念アルバムということで、「ミュージック〜」同様のクォリティが期待できるんじゃないかと感じたからです。
ゲスト・ミュージシャンも「ミュージック〜」同様豪華です。私が聴きたいのは、川谷絵音さんと網守将平さんの楽曲です。どんな曲を提供して、原田さんがどんなふうに歌うのか、興味深いところです。それから、「ミュージック〜」中の白眉の一曲「くちなしの丘」作者、キセルの辻村豪文さんの曲も。
今から楽しみです。