歌を一部入れ直して、ミックスダウンを終え、ようやく完成しました。8月とはいえ、すっかり秋っぽくなってきた今日この頃ですが、ひとまず夏に完成させる事が出来て一安心です。
ここ最近作る曲は、聴くのに緊張を強いるようなのが多かったのですが、久しぶりに緩いメロディとリズムです。一応箸休めという事にしておきたいなと。
とは言え、メロディが乗るコードは不安定感が一杯で、この辺が聴きどころではないかと、自分では思っています。
ところで今朝、ボサノヴァの仕掛け人とされる方が亡くなるニュースが上がっていました。私はこの方を知りませんが、記事を読んでいたら、この方のお陰でボサノヴァが普及した、とありました。
ボサノヴァの、調性が不安定で自由に展開するメロディとコードの影響で、ポップスが大きく進化したのは言うまでもありません。大貫妙子さんのみならず、ここ数年聴かれている多くのシティ・ポップも、ルーツのひとつはボサノヴァではないかと。
そう考えると、メジャー・セブンス・コード多用の、明らかにボサノヴァに影響を受けている私のこの曲「サマー ‘22」も、間接的に、亡くなったクリード・テイラー氏の影響を受けている訳です。曲が完成した日にこのニュース、ちょっとだけご縁を感じました。合掌。