しばらくほかの曲を手掛けていた為に滞っていた「サマー ‘22」の歌入れを行いました。なんとかこの夏中に完成させたいと思っているので、明日も引き続き作業を行いたいと考えています。
この夏、部屋や車内でよく聴いていたサマー・ソングに、はっぴいえんど「夏なんです」と加藤和彦さんの「シンガプーラ」が上げられます。「夏なんです」については以前書いた事があるので、今回は「シンガプーラ」について。
「シンガプーラ」は、加藤和彦さんのソロ・アルバム「それから先のことは」(‘76年) 収録で、同アルバムの先行シングル且つオープニング・チューン。サマー・ソングというよりも、暑い国を歌った歌です。歌詞もサウンドも、ノスタルジック且つ、ちょっぴりだけエキゾチックです。この「ちょっぴりだけ」というところが、実に加藤和彦さんらしいところです。
歌詞は、パートナーの安井かずみさん。この歌詞もまた、曲にピッタリとマッチしていてほんとに素晴らしいです。
加藤和彦さんはこのアルバム「それから〜」のあと、「ガーディニア」(‘78年)、「パパ・ヘミングウェイ」(‘79年)、「うたかたのオペラ」(‘80年)、「ベル・エキセントリック」(‘81年)、「あの頃、マリーローランサン」(‘83年)、と、立て続けに傑作アルバムをリリースしています。
当ブログはかれこれ数年上げ続けていますが、不思議な事に?あれ程聴いた加藤和彦さんの記事を上げた事がありません。何故かは、自分でも分かりません。近々上げたいなあと思います。加藤和彦、今が聴きどきではないかなと。
自曲に戻りますが、「サマー ‘22」。何かが決定的に足りないような気がしていますが、今「シンガプーラ」を聴いていて、足りないところが分かった気がしました。ガヤガヤとした猥雑さ、下世話な歌謡曲っぽさ、そんなところが欠けているので、お祭りの夜の歌としてはイマイチなんじゃないかなと。
まあ取り敢えず、最後まで作ってみます。