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【2022年11月23日】「トカトントン」歌入れしました 〜 もうすぐ完成します

仮歌を入れてから1日。さほど練習はしていませんが、この曲は、歌の練習してから歌う類いのボーカルではないので、上手くなる前に?早々に本歌を録りました。

 

 

過去曲だと「世界でいちばん小さな声で」が、私の最小の小声ボーカルでしたが、この曲は更に小さな声で歌いました。イアフォンやヘッドフォンで聴かれる事を想定して歌いました。ミックスダウンも、準じて行う予定です。

 

 

ところでこの曲の歌い方は、私が受賞した、島村楽器「録れコン2022」で、同じく受賞していた、Lipsum. さんの「ヒガンバナ」という受賞楽曲を参考にしました。

実はこの曲、受賞曲数曲の中でも私が1番好きな曲で、島村楽器の録れコン2022のサイトのダイジェスト版では飽き足らず、フル音源を探したらYoutubeに上がっていて、結構リピートしたという程です。ウィスパー・ヴォイスとエレクトロニカ系のバックが見事に融合していて、こういう曲がもっと一般的に聴かれるといいなあと思ったものです。

 

 

私の「トカトントン」は「ヒガンバナ」と違いかなりダークな雰囲気ですが、一応リスペクトした楽曲という事で、この場を借りて報告しておきます。

 

 

 

 

 

歌詞の最終バージョンです。

 

 

【2022年11月21日】「トカトントン」バックトラック完成!及び仮歌入れました 〜 でも何かが足りない…

バックトラックは、たくさん入れていた音をどんどん削っていって一応完成としました。トラックを完成させた後、練習用の仮歌を入れました。仮歌を入れたトラックを聴き返したら、あまりの虚無感たっぷりな雰囲気に、我ながら驚きました。正直言って、こんな歌、誰が聴くんだろうか、と。

 

 

このところ曲がどんどん出来ていますが、これには訳があります。毎日メロディを作っているというのもありますが、人さまに聴いていただくという意識を一旦棚に上げておいて、単純に心の赴くままに作っているから、こんなに容易く曲が生まれるという訳です。いわば、シーズンオフのトレーニングという感じでしょうか。

この曲も、聴いていただく為には、あとひと工夫・ふた工夫が必要です。

 

 

ところでこの曲は、太宰治「トカトントン」がモチーフだけあって、歌詞もメロディもサウンドも虚無的な雰囲気なのですが、太宰治の小説の方は、最後にその虚無的なるものが一気に吹っ飛んでしまうオチがあります。この辺は、さすがとしか言いようがありません。ネタバレになるので書きませんが。

 

 

 

私の曲「トカトントン」には、太宰治「トカトントン」のような、ポジティブに翻る何かが足りないなあと。その「何か」はまだ見つけていませんが、一生懸命に作れば自然に見つかるのではないかと思っています。

 

 

 

 

 

「HIU公式書評ブログ」より。「人生は虚無感との戦いだ」。なるほどです。