アルバムのリリースごとに依頼しているOさんに、今回もHPの更新を頼みました。こちらの希望にプラスしていろんな提案をして下さるので、WEBデザイン関連に疎い自分としてはとてもありがたい存在です。

Oさんはこのところ毎日、日を跨ぐまで働いて、時折「何のために働いているのか」と悩むとの事。特に趣味もなく、時折、虚無を感じる、と仰っていました。

私からしたらOさんは、普通の人が出来ない「WEBデザイン」という素晴らしいスキルを持って、私のような、そういう能力のない方々の手助けを行なっているので、忙しいながらもさぞや日々充実しているのではと勝手に思っていました。しかし、どんな仕事でもそうなのですが、いざお金が絡むと本当に大変です。自分自身のサラリーマン時代を思い出しました。

思えば私のサラリーマン時代の大半も、Oさんのように「深夜まで働いて・呑んで・寝る」だけでした。Oさんは呑んでないかもですが (笑)。ライブに行ったり楽器を弾いたりは、サラリーマンになりたてと辞める前の、それぞれ5年間程だけです。趣味と言えば、休みの日にぼんやりした頭でCDを聴く、ぐらいでした。

しかし今思うと、そんな生活をしていたからこそ、今になって歌が作れているような気がします。Oさんも、Oさんなりの形で、数年後でも数10年後でも、自分だけのしあわせの花が開くといいなあと、切に思います。(ネタにしてスミマセン…)

⤴︎ 稚拙なイラストで頼んでいます。

「ミニマル」は、ミニマル・ミュージックの事です。今年になってのマイ・ブームでYMOを聴き込んでいた成果？かもしれません。ちょっと前に「紙を切る少女」を作っている際に、次はミニマル・ミュージックっぽいのにチャレンジしてみよう、と思い、アルバムがひと段落したので作り始めました。

YMOのミニマル・ミュージックと言えば、アルバム「テクノデリック」(‘81年) です。このアルバムの「体操」に共通する雰囲気を、作っているこの曲に感じたので、仮タイトルに「ミニマル」と名付けました。

この「テクノデリック」、リリース当時は正直よく分からず、ポップな「ジャム」と、メロディのキレイな「プロローグ」「エピローグ」ばかり聴いていました。ハマったのは数年後です。細野さんの「YMOの中で唯一、可能性を秘めたまま発展し損ねた音楽のスタイルがミニマル」という言葉通り、ラフな音像と少ない音数が魅力のアルバムです。突出した個性を擁しています。

という訳で「ミニマル」、どんな曲に仕上がるのか楽しみです。実は他に作りかけの曲が2曲あり、そちらもぼちぼち取り掛かろうと考えています。