g君から「ある革命家の死」のギター音源が送られてきたので、早速取り込んでリミックスをしました。ついでに歌も一部歌い直しました。その他、細かいところに手を加えて、何とか2度目の完成となりました。
ギターが入った事により全体的に力強くなり、且つグルーヴ感が増したように感じます。特に間奏にカッティングが入った事により、同じく人力で奏でたハーモニカのフレーズがより生き生きと聴こえる気がします。まるで化学反応が起こったようです。
ところでこの曲のドラム音源は、映画「トレインスポッティング」にも使われた、イギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」(‘77年) をサンプリングして使っています。
この時代のドラム音源はアナログの質感が抜群に良いのが多く、ひと回りして今の時代の音楽性にピッタリきます。この曲のドラムもそうです。
「ラスト・フォー・ライフ」のリリースから数年経った’80年代では、デジタル・リバーブ及びゲート・リバーブがシーンを席巻して、こういうアナログ感溢れる音はシーンからすっかり姿を消してしまいます。当時は新しい音だと喜んで聴いていた、デジタル・リバーブ、ゲート・リバーブですが、今聴くとすっかり色褪せて、古臭く聴こえます。どなたかが言っていた「『新しい』は古くなる」、まさにこういう事なのかと。
「トレインスポッティング」のサウンドトラック盤は、「ラスト・フォー・ライフ」以外にも名曲の宝庫です。