これで何度目でしょうか？この「ネット」という曲、生まれたのが ’17年の春。何と7年経っています。何故こんなに正確に憶えているかと言えば、当ブログを上げ始めたと同じ時期に、この曲を作っているからです。始めはアコースティックな曲調でした。Cubaseを購入してから、ヒップホップっぽく演り直しました。

当時のブログには、このように書いています。

アルバムのリリース関連や、HPの立ち上げでお世話になっている方々のほとんどが、顔も知らない、声も聞いたことのない、ネット上のお付き合いです。
顔を合わせたり電話をしたりで仕事をしていた、今までの私にはまったく馴染みのなかった世界で、それなりに新鮮です。
そういう感じを、歌にしてみました。

当時、ネット上のみでお付き合いさせて頂いたうちの数名は、未だに良好な関係が続いています。逆に、当時のリアルでの人間関係 (つまり会社の同僚、上司、部下) は、私が退社した途端にぱったりと途絶えました。面白いものです。

この「ネット」という曲、歌うのがとんでもなく難しく、何度も何度も、歌い方を変えて・テンポを変えて・キーを変えて、歌い直しています。今日歌い直したのは、g君からギター音源が送られてきたからです。

そして、いつもはレコーディングの度に何度も歌い直すこの曲ですが、今回は3回で大丈夫でした。力まず普通に歌えて、今までで一番上手くいったような気がします。早速ギター音源を交えてミックスダウンを行なっています。完成が楽しみです。

歌いやすいように、ところどころにスペースを入れています。

ギターが入ってパワー・アップした「ある革命家の死」ですが、更に別テイクの音源が送られてきました。せっかくなので、あらたにリミックスをやり直すと同時に、気になっていた一部のボーカルを歌い直しました。

そのボーカルですが、私の曲は大体において起伏が少なく、歌も抑揚を抑えて歌っています。ところがこの曲は、サビになるといきなり盛り上がり、シャウトまではいきませんが、かなりの大声で歌う必要があります。

こういう起伏の豊かな曲を歌うのに慣れていなくて、歌いこなすのにかなり苦労しました。

結局、一曲通して歌うと上手く歌えないので、抑えて歌うヴァースと大声で歌うサビを分けて、別々に録る事にしました。そうする事により、気持ちの切り替えも上手くいき、ちゃんと歌う事が出来ました。

ところで、そうこうしていたら、g君から昨日と今日、更に音源が送られてきました。「ネット」「失語症の猫たち」、そして新曲「WINTER ‘23」です。順番に作業に取り掛かっています。

先週の晴れの日に、近隣の海岸に出掛けてきました。海に行ったのは震災以来初めてです。風が強い日で、風紋がキレイでした。