【2019年3月6日】先日の続き 〜 「たった一つの言葉を探して」(と「続いていく世界」) はベースラインが聴きどころです

昨年末に作った「続いていく世界」(まだこのHPに上げてないです) という曲も、この曲同様、数日であっという間に出来た曲です。共通点が多いので挙げてみました。

 

 

① 曲構成ーーリズムが横ノリ。Aメロがラップっぽく、サビがメロディアス。

 

→ 横ノリのリズムだと歌詞が書きやすく (メロディに乗りやすく)、歌い易い

→ 横ノリのリズムはソフトで音が作り易い

 

② 上モノの楽器は、ほぼコード音のみ。アクセントとしてベースラインが特徴的。

 

→ 聴かせどころがベースラインだと、上モノ (キーボード類やギター) のフレーズに時間を使わなくてもよい。(ベースラインはいつもすぐに生まれます)

 

 

以上の2点です。

 

こうやって分析していて、どうしてすぐに出来たのか、自分の曲ながら納得しました。つまり、得意な事しかやってないからです。(笑)

 

 

 

先日、「…PILのように、ベース音を大きく録りました。イコライザーでかなり低いところも鳴らしました。クルマで聴いたらスピーカーが震えました。」と書きましたが、このベース音というのが実際のところ、聴こえない方も多いそうです。いや、聴こえないというか、意識に入ってこない、あるいはたとえ耳で追っても面白く感じられない、楽しめない、という意味です。

 

 

自分が一番作り易いスタイルで作ると何故こうなるかは、やはり若い頃に浴びるように聴いたニュー・ウェイヴとレゲエ/ダブの影響ではないかと。いつもドラムとベースラインばかりに耳が入っていたからです。だから今になって自分で作るようになった時に、ベースラインばかりが豊富に生まれてくるのではないかと。

 

 

かといっても、一般的には意識して聴いてくれないベースラインです。ポップスなので、上モノにも工夫が必要です。前回はコーダにピアノソロを入れました。今回はストリングスやフルートの音色を入れてみました。そしてキモのベースラインは「続いていく世界」以上に、フリーキーで、音も大きくしてみました。

 

 

 

このスタイルが自分の創作スタイルとして定着するよう、もう少し試行錯誤してみます。以前のメロディアスな曲が好きな方、ゴメンナサイ。おそらくそのうち戻ってくるので。

 

 

 

 

メロディアスなベースラインといえばこの人。ビートルズやウイングスを聴く際は、時々でいいのでベースラインにも耳を傾けて頂きたいなあと。