月別アーカイブ: 2018年4月

【2018年4月23日】レゲエ・ビートの曲に取りかかります

レゲエの曲は以前から数曲作っていますが、その作った曲はごく一部の人にしか聴いてもらっていません。何故かと言えば、単純に曲のクォリティが低いからです。私の実力不足で完成まで至りません。

 

 

私だけかもしれませんが、レゲエはロックンロールやジャズ同様に、機械が演奏するジャストなビートでは面白く聴こえません。ナチュラル・グルーヴ (人力演奏) による音のズレやノリを聴かせる音楽だと感じます。打ち込みのロックンロールを演る人がいないように。

 

 

だから、’80年代半ばにジャマイカのレゲエ・シーンに「スレンテン」という打ち込みのリズムが流行って、「コンピュータライズド」と呼ばれるスタイルがシーンを席巻してから、私はリアル・タイムでレゲエは聴いていません。
あのペラペラでデジタルなリズムも今聴くとそれなりに味があるのですが、当時は、重い人力ビートでシンガーのバックトラックはもちろん、ヘヴィなダブも普通にリリースしていた、ルーツ・ラディックスやスライ&ロビーから、いきなりコンピュータライズドにシーンが移行したのに、ついていけなかったということです。
あたらしい音・ビートに貪欲なジャマイカ人と比べ、頭 (感性) が保守的だなあと、我ながら思います。

 

 

そして時が経ち、ヒップホップやR&Bの隆盛と共に、レゲエは再び活性化してきたように感じます。 昔ながらのナチュラル・グルーヴもありますが、サンプリング音源やコンピューターで微妙なノリを表現出来るようになったからだと思います。

 
最近アコギを適当に鳴らしていたら、いい感じでメロディがつながって、それが上手くレゲエ・ビートに乗ったので、久しぶりにレゲエ曲に着手しようと思いました。
上手くグルーヴするように、がんばりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

最近のレゲエを聴こうと思い「レゲエ 最近」で検索したところ、阿部将英さんという方の「地元情報発信基地 ローカルベース」というHPに「【最新型】ジャマイカで流れる最新レゲエチューンを紹介 (2018年版)」で、幾つか動画や音源と一緒に紹介されていました。

そのうちの気に入った一曲。べレス・ハモンド「マイ・カインダ・ガール」。昔ながらの、ナチュラル・グルーヴのラヴァーズ・ロック・スタイルのレゲエです。ヒップホップにしてもレゲエにしても、私はこういった、ナチュラルで緩いのが耳に合うみたいです。

 

【2018年4月22日】オフビートのマジック 〜 ダンスはしあわせ度数アップにつながります

「洋楽のカッコよさ」について、更にもう一つ。
洋楽でも、特にブラック・ミュージックに顕著なのが、オフビート、アフタービートと呼ばれる、4/4拍子なら2拍目、4拍目にリズムのアクセントがあるリズムです。

 

 

このオフビートが強調されて演奏される音楽が、レゲエです。
昔のレゲエだったら、2拍目・4拍目にギターのカッティングが ♪ンッチャ・ンッチャ と軽快に刻まれていました。あのアクセントです。

 

 

近年では、EDM (エレクトロニック・ダンス・ミュージック) で1拍・3拍のキックのあとの2拍・4拍に合わせてエコー/ディレイを大きな音で鳴らして、オフビートを強調しています。
先程、先日お亡くなりになられた世界的なEDMのDJ、アヴィーチーさんの曲をYouTubeで聴いていましたが、どの曲もオフビートが過剰に強調された典型的なEDMでした。
オフビートが強調されると、何故かは分かりませんが、音に対して身体の反応が敏感になります。つまり、踊りだしてしまいます。

 

 

 

この踊れる (身体が反応する) というのが、実はすごく重要なのではないかという気がしています。聴く音楽から体感する音楽へ。カッコよさ同様に、音楽の進化を垣間見せてくれます。
ダンスは、脳神経系にも身体にもすごくいいんじゃないかという気がします。激しくなくても、身体が揺れる程度でも、しあわせ体感度数 (そんなものがあるなら) がかなりアップします。これは私の体験から保証します。音楽を聴きながらいっしょに歌って身体を揺らせば、人はしあわせを感じることが出来ます。

 

 

余談ですが、AKBとかのアイドル・グループがTVで歌って踊っている姿を、よく「口パクだ」と批判されますが、あれだけ激しく踊っていると、普通の人はちゃんと歌えませんよ。(AKBの女の子たちはエンターテイメントのプロですが、音楽の能力はごく普通だと思われます)
私はあのダンスだけでもすごいな〜と思いますが。

 

 

それで、私にはEDMは高速過ぎますが、レゲエやR&Bの、BPM100以下のゆったりした横揺れの16ビートは、本当に自分のリズムにマッチします。
オフビートの良さを身体の奥から感じることが出来るーー聴いていて自然と身体が揺れる。それだけで、音楽を聴いてきてよかったなあと思います。

 

 

 


オフィスで上司に説教をされていたサラリーマンがいきなり踊り出す、アヴィーチーさんのシングル「レヴェルズ」(’11年) のPVから。
早過ぎる死去、お悔やみ申し上げます。