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【2021年6月21日】「忘却」(仮題) は「忘れな草」になりました 〜 その「忘れな草」と大森靖子「PINK」について

新曲「忘却」(仮題)、歌いながら歌詞を推敲して「忘れな草」という曲になりました。トラックも早々と、ほぼ完成しました。

 

 

この曲の歌詞は、自分が年老いていき、そのうち認知症を患って、記憶がどんどん失われていく様子を想像して書きました。この曲が生まれた直接の要因は、最近の自分自身のもの忘れからですが、実は隠れた?要因があります。

 

 

 

 

数日前に上げた、大森靖子さんのアルバム「絶対少女」を聴いたあと、更にファーストEP「PINK」を借りたのですが、聴きながらふと思ったのは。

 

 

人にはそれぞれ歌うべきことがあり、そんなそれぞれの歌をちゃんと歌えば、自己慰安及び、一部の他者の共感も得るんじゃないか、ということです。そして、先日のブログに「ブログは文章修行」と書きましたが、言わずもがな、重要なのは先ずそれ以前に「歌いたい何か」があるのか?というところです。

 

 

音楽には、単純に「鑑賞する」という聴き方・楽しみ方もありますが、「共感する」「自分も出来るんじゃないか」という聴き方・楽しみ方もある訳です。音楽的には未だ稚拙なところも多い「PINK」ですが、「歌いたい」衝動は、十分に共感出来ました。大森さんと私とは、性差も年齢差も環境差も大きい、まるで異星人同士なのですが。

「PINK」は、決して鑑賞して楽しむものではなく、少年期〜青年期に聴いていたパンク/ニュー・ウェイヴのように「次はお前が歌う番だぞ」と、人を表現に駆り立てる、そんな音楽に聴こえます。

 

 

 

今、私自身最も興味があり歌いたいことは、自分自身の老いと死についてです。

こういうテーマの曲ばかりだと、聴く人がいないんじゃないかと気にして、最近は割と技巧を凝らして歌詞を書いていたのですが、もっとストレートに表現するのもいいかなあと。商業音楽でもないので、好きなことを歌えばいいんじゃないかと。歌は、自由です。「PINK」を聴いていて、そんなふうに思いました。

 

 

 

 

【2021年6月20日】「忘却」(仮題) トラック作っています

キーボードでコードを弾いていたら、以前作りかけの曲「レクイエム」(仮題) に似ているのではないかと思い、そのトラックを引っ張り出して聴いてみたところ、ちょっと手を加えたら使えそうな気がしてきました。早速そのトラックをベースにして作っています。

このところ複雑なメロディの曲ばかりだったのですが、久しぶりにシンプルに聴こえます。3つのコードの循環だからではないかと思います。

 

 

 

その「レクイエム」、何故完成しなかったかと言えば、歌詞が書けなかったからです。逆に言えば、歌詞が書ければ、曲は大体完成します。大したことを歌っている訳ではありませんが、歌詞の重要度はかなり高いものがあります。

 

 

以前も書きましたが、こうやって日々ブログをアップしているのは、歌詞をちゃんと書きたいからです。文章修行及び思考の整理整頓及び、普段考えてもいなかった発想が時々得ることができるからです。ギターやピアノだって、日々練習しないと上手くなりません。それと同んなじです。そう言えば、DAOKOさんもインタビューで、ブログは文章修行と仰っていたような。

 

 

 

なので、最近曲作りのペースが上がっているのは、ひとえに歌詞が書けるようになってきたからではないかと。質は別としてですが。早くも8割がた出来てきたので、次週は歌入れも行ってみようかと思っています。